2017年8月8日火曜日

ネット小説を書くときのワンポイント


肯定
 今回はいつもとは全く違う話ですよ。
 僕、肯定はテツガクちゃんと一緒に『カバーストーリー』を書きました。
 そこで、ネットで小説を書くときのポイントを残しておこうと思います。

 まず、閲覧数欲しいですか?


テツガクちゃん
 誰だって、閲覧数は欲しいですよね?
 でも、私達も全く伸びてないのに……閲覧数の話ですか?


肯定
 確かに全く伸びてないですが、伸ばす可能性があるポイントを僕は既に行っているよ。
 
 もちろん、SNSなどでの宣伝も大切ですし、タイトルも大事だと思います。
 表紙に何でもいいから自分が描いた絵などを使えば、やはり有効だと思いますが、どれもその時だけ有効です。
 
 逆に時間が経つにつれ、効果が増すポイント。

 それは小さな話の追加です。


テツガクちゃん
 えっ、小さな話の追加って、私達の小説で使いました?


肯定
 使いましたよ。

 『カバーストーリー』では、『金のなる木』『夏といえば怪談』といういつもの話のリンクを入れておきました。
 するとやはり閲覧数が上がるんですよ。

 小さな話の方がですけどね。

 例えば、『妖刀物語』という立派な小説を書きました。

 そこで、こんな文章があります。
 
 信康が持つ刀は、刀匠村正が作った『伝説の妖刀村正』だ。この妖刀を持った者は人で試し切りをせずにはいられない。信康も例外ではなった。
 
 文章中にある『伝説の妖刀村正』というワードがありますよね?
 これに小さな話をつけるんです。別の作品として。タイトルはなんでもいいので、『伝説の妖刀村正』について話を組みます。


 それを本編の『伝説の妖刀村正』という文章でリンクさせるんです。それをクリックすれば『伝説の妖刀村正』の別の話が読めるように。 

 この場合はこんな話はどうでしょう?
 
 刀匠村正は伝説の剣豪でもあった。彼は里の人から頼まれ、山に住む妖怪を退治した。
 しかし、退治した妖怪は村正に取り憑き刀を作らせる。そして、その刀で里の人達に復讐を果たす。
 我に返った村正はその刀を壊そうとするが、突然命を落とした……。
 
 と言う感じで、『村正』という人物と『妖刀村正』について何か話を作ります。
 それを読めば、『村正』と『妖刀村正』について詳しく知れるような話を。

 そんな感じの小さな話を何個か挟むと小さな話の閲覧数が上がり、そこに本編のリンクも張っていたらどうでしょうか?
 相互作用して徐々にですが、閲覧数は上がるでしょう。


テツガクちゃん
 なるほど、設定の掘り下げの話を別の話としてするんですね。
 でも、なぜそれをわざわざ別に作った方がいいんですか? 

 一本にした方がいいんじゃないですか?


肯定
 もちろん、一本の方がいいのかもしれないけど、このケースはこういうことが期待できます。


 『妖刀物語』を八月一日に公開するよね?
 それで、村正についての小さな話を八月十日に公開する。

 更に政宗という新しい人物について十五日に公開して……と繰り返すと、新着で気づいたお客さんを取れる確率が、一本より遥かに上がると思うんだ。

 逆に本編の前に小さな設定の話をたくさん公開した後に、本編を出してもいい。
 とにかく、大事なのはコンテンツの稼働率!

 
 そうすれば、創作の勘も磨かれ、自分も成長できるから。

 最初から一本の大作を作れないなら、まずこのやり方を試してみてもいいのかもしれない。
 仮に、超大作を創れても、それを一本出して終わりだと、その後は伸び悩むと思う。
 でも、普通のサイズを一本。その後、小さな話を定期的に出してお互いリンクさせておけば、それなりに効果があると思う。
 
 この手法は出版本では通用しない。ネットだから出来ること。
 気軽に新しい話を追加して情報を足して、お互いをリンクさせて、メインコンテンツの稼動期間を延ばせる。


 稼動期間が延びれば、その分人の目にも留まる、と思うんだけど、どうかな?


テツガクちゃん
 なるほど、それでやたら
『北を指さない羅針盤』『洞窟の比喩』の閲覧数が他よりいいんですね。

 この二つは、他のシリーズでもよくリンクを張っていますよね?
 それなら確かに効果アリかもしれませんよね。


肯定
 でしょ?
 特に会話だけのショートストーリーとかはやりやすいので、そういうのでキャラの設定を知ってもらって本編へ、と誘導してもいいのかもしれません。


 閲覧数が欲しい場合、コンテンツの稼働率を伸ばすために、小さな話を定期的に出して、お互いをリンクさせてみたらどうでしょうか?
 もちろん、僕達はその手法を今後も使っていきます。

 そして、これ自体がその一つになっていますけどね。 

 形などにこだわらず、最初の一歩を踏み出してみることが大切です!
 そして、それをできるだけ続けること。
 稼働期間を延ばすためにも、無理はせずできることから初めてみましょう! 





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それでは、また次の機会にお会いしましょう。

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グリフィン理論

  いつだって10月だし11月だし3月なんだ。  このグリフィンさんの教えは贈り物。  誰だってジェイソン・ボーンだしジェームズ・エドワーズ。  ロバート・アンジャーでローン・レンジャー。  そして、ネオでもある……忘れているだけで。