もし、海を見たことない人が海の絵を描けたら、他にはない魅力を持つ素敵な絵になるでしょう。
それを可能にする想像力は誰もが持っています。
その事実を信じれば、魔法を使いこなすファンタジスタになれると思います。
信じた事実が時間とエネルギーをかけて真実に変わるでしょう。
テツガクちゃん
肯定さん、海を見たことない人が、想像で描いた海の絵。
そんな絵を見てみたいと思いませんか?
肯定
たしかに、見てみたいかも!
その話は、少し量子力学の話にも近いよね。
『観測』していない状態を知りたいけど、それは難しいこと。
なぜなら、寝ている時の自分がどうなっているか?
それを知るには、どうしても誰かの『観測』が行われてしまう。
監視カメラで寝ている自分の姿を『観測』したりね。
海の絵も実物を見ないで描かれた絵。
もちろん、写真や誰かが描いた絵も見ないで、描かれた海の絵ということだよね?
テツガクちゃん
そうです!
少し難しそうですが、できないことではない、と私は思います。
絵は曖昧なものです。
少なくとも寝ている自分よりは、とても曖昧なものです。
どんな絵でも描き手がこれは『海の絵』です、と言えば、例え『山の絵』に見える絵でも『海の絵』になるはずです。
肯定
たしかにね。
どう見ても男性に見える絵でも描いた人が女性です、と言えば女性の絵。
絵は描いた人の意見とそれを見た人の意見が、とても曖昧な状態でお互い存在している。
これはお互いの意見が『存在と同時に存在しない』という状態だね。
テツガクちゃん
そうなんです!
そんな曖昧な創作の世界なら、現物を知らずに何かを創る事は可能だと思うんです!
そして、それによって創られたものは、とても素敵なものになるはずです!
肯定
たしかに、海を見て描いた絵は実際の海がよく再現されていて、素晴らしい絵かもしれないけど、それはたくさんの人が同じように描いているよね。
だけど、海を知らないのに、海を描ける人はどれ位いるだろうか?
海は大きな水溜りだ、などの海に関する曖昧な情報と、自分の想像力を頼りに描く海の絵。
きっとそれには、他にはない魅力がありそう!
テツガクちゃん
それは、情報と想像力が描くイリュージョンマジックと呼べますよね!
肯定さんが言うように、人は誰しも魔法が使えて、誰もがファンタジスタなのかもしれません!
『信じる者は信実を得て、やがて、その信実を真実に変える』とも言います。
肯定
それ初めて聞いたよ。
その言葉は、テツガクちゃんの魔法だね?
ちなみに、僕も小説などをあまり読まずに物語を創っていたり。
でも、それも面白いんじゃないですかね?
小説作法などを知らずに自分流で作った物語は、他にはない最高のイリュージョンを生み出すかもしれません!
それくらい肩の力を抜いて、挑戦してみてもいいですよね。
『真実を知ろうと近づけば、真実は離れていく』と言いますし、情報を集めずに挑戦した方が、自分の真実が目の前に現れたり。
自分の想像力を信じ、自分がファンタジスタだと信じれば、それがあなたの信実に変わり、いつか真実になるかもしれません。
それから、こういう言葉がありますよね?
『物語は一つの一つの瞬間の集まりで、その瞬間が集まり一冊の本ができた時、そこに時間が生まれ、それが物語だ』と。
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それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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