2018年8月8日水曜日

海を見たことない人が描いた海の絵


 もし、海を見たことない人が海の絵を描けたら、他にはない魅力を持つ素敵な絵になるでしょう。
 それを可能にする想像力は誰もが持っています。
 その事実を信じれば、魔法を使いこなすファンタジスタになれると思います。
 信じた事実が時間とエネルギーをかけて真実に変わるでしょう。










テツガクちゃん
 肯定さん、海を見たことない人が、想像で描いた海の絵。
 そんな絵を見てみたいと思いませんか?


肯定
 たしかに、見てみたいかも!
 
 その話は、少し量子力学の話にも近いよね。

 『観測』していない状態を知りたいけど、それは難しいこと。
 なぜなら、寝ている時の自分がどうなっているか?
 それを知るには、どうしても誰かの『観測』が行われてしまう。
 監視カメラで寝ている自分の姿を『観測』したりね。


 海の絵も実物を見ないで描かれた絵。
 もちろん、写真や誰かが描いた絵も見ないで、描かれた海の絵ということだよね?


テツガクちゃん
 そうです!
 少し難しそうですが、できないことではない、と私は思います。

 絵は曖昧なものです。
 少なくとも寝ている自分よりは、とても曖昧なものです。
 どんな絵でも描き手がこれは『海の絵』です、と言えば、例え『山の絵』に見える絵でも『海の絵』になるはずです。


肯定
 たしかにね。
 どう見ても男性に見える絵でも描いた人が女性です、と言えば女性の絵。

 絵は描いた人の意見とそれを見た人の意見が、とても曖昧な状態でお互い存在している。
 これはお互いの意見が『存在と同時に存在しない』という状態だね。


テツガクちゃん
 そうなんです!
 そんな曖昧な創作の世界なら、現物を知らずに何かを創る事は可能だと思うんです!


 そして、それによって創られたものは、とても素敵なものになるはずです!



肯定
 たしかに、海を見て描いた絵は実際の海がよく再現されていて、素晴らしい絵かもしれないけど、それはたくさんの人が同じように描いているよね。

 だけど、海を知らないのに、海を描ける人はどれ位いるだろうか?

 海は大きな水溜りだ、などの海に関する曖昧な情報と、自分の想像力を頼りに描く海の絵。

 きっとそれには、他にはない魅力がありそう!


テツガクちゃん
 それは、情報と想像力が描くイリュージョンマジックと呼べますよね!

 肯定さんが言うように、人は誰しも魔法が使えて、誰もがファンタジスタなのかもしれません!
 『信じる者は信実を得て、やがて、その信実を真実に変える』とも言います。


肯定
 それ初めて聞いたよ。
 その言葉は、テツガクちゃんの魔法だね?
 
 ちなみに、僕も小説などをあまり読まずに物語を創っていたり。
 でも、それも面白いんじゃないですかね?


 小説作法などを知らずに自分流で作った物語は、他にはない最高のイリュージョンを生み出すかもしれません!
 
 それくらい肩の力を抜いて、挑戦してみてもいいですよね。

 『真実を知ろうと近づけば、真実は離れていく』と言いますし、情報を集めずに挑戦した方が、自分の真実が目の前に現れたり。

 自分の想像力を信じ、自分がファンタジスタだと信じれば、それがあなたの信実に変わり、いつか真実になるかもしれません。

 それから、こういう言葉がありますよね?
 『物語は一つの一つの瞬間の集まりで、その瞬間が集まり一冊の本ができた時、そこに時間が生まれ、それが物語だ』と。


 





それでは、また次の機会にお会いしましょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿

グリフィン理論

  いつだって10月だし11月だし3月なんだ。  このグリフィンさんの教えは贈り物。  誰だってジェイソン・ボーンだしジェームズ・エドワーズ。  ロバート・アンジャーでローン・レンジャー。  そして、ネオでもある……忘れているだけで。