はーい、テツガク肯定です。
猿も木から落ちる、と言いますが。
猫も川に落ちるようです。
警戒心が強く、水嫌いなあの猫がです。
今回は話が長くなりますので。
最初に伝えたいことを二つ。
川に落ちた猫を見つけたら。
普段、お世話になっている市役所に連絡するといいのかもしれません。
治水課というプロフェッショナルな課があれば尚更。
それか、やっぱり消防署?
人は慣れない事態の前では、慣れないことをするものなので。
やっぱり、その慣れない無茶はしない方がいいと思います。
この二つをどうかお忘れずに。
私が住んでいる近くに堀ような川があります。
水位は浅く、歩けるほどの川です。
どちらかといえば、どぶ川に近い、というより、どぶ川だと思いますが。
堀のような川ということにします。
その近くで、母と土いじりをしていると。
その川の近くに、深い茶色の猫が現れ、「あ、猫だね」なんて言いながら、母とその猫を眺めていました。
それから作業も終わり、家に戻ろうとした頃、猫の鳴き声がしました。
最初は、あの茶色の猫が鳴いているのだろう、と思いました。
だけど、その姿はもう見えず、奥の草むらからだろう、と思い家に入ったのですが。
どこからか反響しているような印象で、気になって近くの堀のような川を覗きました。
すると川の壁にあった苔のような段差。
そこから動けなくなった白い猫がいました。
フェンス越しにその姿を確認し、近くを見渡したら下へ下りられるハシゴの様なものがあり
それで、下へ下りて助けようとしたのですが。
そのハシゴに足をかけた瞬間。
あれ、これ下りるのはいいけど、上がる時はどうしようか?
猫を抱えながらでは、上がれそうにないぞ……。
そもそも、自分自身が上がれず、助けを求める救難者になりそうだ。
そう、冷静な判断をする声が。
今、振り返れば、その判断はとてもいい判断で。
もしかしたら、私の相方の助言だったのかもしません。
それから、母に助けを求め。
母が市役所に電話をしてくれました。
それから、1時間ほど経ってから、市の治水課の方が来てくださりました。
ちゃんと耐水の装備と捕獲用の網などを持って、ハシゴを下りていきました。
職員さんが猫に近づくと……。
やっぱり、猫は水へ飛び込みそのまま逃げていきました。
その様子を見て。
何も持たずに助けに行こうとした、過去の自分が恥ずかしくなり。
やっぱり、余計なことはしなくてよかった、と改めて思いました。
逃げた猫を追っていく職員さん達。
もう、その姿は見えなくなってしまいました。
しばらく、そこで待っていると職員さん達が戻ってきました。
無事、捕獲して川から上げた後、そこで逃がしてくださったそうです。
その後に母から、電話で依頼をした時に救出後の対応を訊ねられ。
ペットが飼える環境ではなく、野良の猫のようなので、そのまま逃がして欲しい。
そうお願いしていたことを知りました。
治水課の職員さん達の丁寧な状況報告を受けた後。
ありがとうございまいた、と伝え、家に帰り。
全身が筋肉痛の訴えを申してきた頃。
やっぱり、あの決断は間違いではなかったと、しみじみ思いました。
電話対応してくださった市役所の皆様。
治水課の皆様。
本当にありがとうございました。
もの凄く長くなってしまいましたが。
もし、近所の川に落ちてしまった猫がいたら。
市役所に助けを求めてみる、それも選択肢の一つなんだと勉強になりました。
最初は、消防署に助けを求めた方がいい、と思っていましたが。
治水課というプロフェッショナルな課があるのなら、治水課さんに相談するのもいいような気がします。
本当は、こういうことで連絡をしてはいけないのかもしれませんが。
しかし、こういう慣れない事態の前では、どこに連絡すればいいのか。
それすらもわからず、パニックになってしまいます。
挙句、何の装備も持たず、自分で助けに行こうとしたり。
それはとても危険なので、辞めた方がいいと思います!
私では、猫が逃げた後、追いかけて捕まえられなかっただろうし。
そもそも、自分が川から上がれたかも怪しいです。
ですから、どうか皆様。
慣れない事態の時は、お世話になっている市役所などに相談して。
くれぐれも無理はなさらずに。
慣れない事態の前では、意外にも人は慣れないことをするものですから。
私も1年ぶりに外へ出て。
そこそこ、ハードなアクションを決めたので。(フェンスを乗り越え、ハシゴに一歩足をかける)
ここから後10年は出れそうにないですね。筋肉痛で。
それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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