テツガクちゃん
肯定さん、前回『思い通り』になったらいいな、と言いましたよね。
もし、全てが本当に思い通りになったらどうなるか、と考えてみたことはありますか?
肯定
そういうの考えたことがなかったな。
ただ、全てが思い通りになれば、やっぱり楽しいんじゃないのかな?
テツガクちゃんはどう?
テツガクちゃん
私ですか? そうですね……。
私は、逆に『思い通りにならないこと』を望むかもしれないですね。
肯定
えっ、全てが思い通りになるのに、逆にそれを手放すことを望むの!?
なんとストイックな……。
テツガクちゃん
いえいえ、ストイックではありませんよ~。
むしろ、怠けるためにそれを望んだり?
『思い通りにならないこと』を望むのには、二つの理由があります。
1、私は大いなる力に伴う、大きな責任を担えない。
2、限られたものの中から、自分が必要なものを選びたい。
肯定
なるほど、1はスパイダーマンですかな。
たしかに、何でもできると、その力に合う責任が伴いそうだね。
それから、自分がやらないといけない場面も増えるだろうし、大きな力を手にすると怠けられないね。
でも、2はどうして?
テツガクちゃん
なんでもできるのなら、そもそも選択をしませんよね?
例えば、時間が無限にあれば、どんなことでも出来ます。
ですが、限りある時間であれば、その中で何をするか選ぶと思います。
それと同じで、全てはできないから、その中から挑戦したいことを選ぶのではないでしょうか?
私の場合は、なんでも完璧にしたいのではなくて、挑戦したいんだと思います。
ですから、望みが何でも叶うなら、『挑戦できる環境』を望むのかもしれません。
肯定さんなら、何を望みます?
肯定
結局、もの凄くストイックじゃないですか!?
まさに、『怠けるのと同時に怠けない』という感じで。
何を望むか……。
僕は楽しいことを望むかな?
それか、『自分が何を望んでいるかを知りたい』と望んだり。
でも、考えてみたら、『なんでも思い通りにできる』ということに向き合うと、その本質は何かを望むことを望んでいるのかもね。
テツガクちゃん
あっ、それ、私もそう思います!
『なんでも思い通りに』という部分より、それを望む気持ちが大切といいますか。
もし、なんでも思い通りになってしまうと、望むこと自体がなくなりそうですよね。
だから、私はどんな状況でも、『何かを望むことが大切』と考えたり。
『なんでも思い通りにしたい』と望んでもいいと思いますし、それが最高だと思えるなら、それがいいですよね。
もし、それでも満足できない自分がいれば、そこに自分の本当の望みがあるのかもしれません。
肯定
そうだね。
たまには、『なんでも思い通りになったらどうだろう?』と考えてみるのもいいよね。
特に、自分が何を望んでいるのか、それを見失った時とか。
みんな望みは違うけど、何かを望む気持ちは同じ。
その様々な望みが『何でも叶う』としたら、自分は何を望む気持ちがあるのか? と考えれば、自分の気持ちが見つかるかも。
テツガクちゃん
そうやって、自分の気持ちと望みを再確認する時間も必要ですよね。
それから、どんな時でも何かを望み続けることも大切です。
望みが叶っても、また新しい望みを探し続ける。自分のペースで。
ということで、また次の更新があることを願って、今回はお別れです。
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それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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