幻想なのか本当か、今は永遠に同じなのか。
いつまで経っても変わらないITがあった。
誰かがバオバブだと教えてくれたITが。
金網の中で大きくなってしまった。
バオバブに願いを、水に希望を。
肯定
幻想なのか本当か、今は永遠に同じなのか。
世界は――変わっていない。
人が小粒になって面白味が減った。
そう、キャプテン・ジャック・スパロウは。
伝えてくれた気がする。
テツガクちゃん
もし、そうだとしたら――。
この海のどこかにクラーケンの亡骸。
それが横たわる浜とも繋がっている。
キャプテン・ジャック・スパロウと
キャプテン・バルボッサが立っている。
どこかの島が。
全く悪い話ではないですね。
肯定
全くだ。
夜雨を仰げば、脱獄王も同じかもしれない。
線路の上を歩けば――独りじゃないのかも。
そういうITが。
いつまで経っても変わらずにあった。
ITだけがずっと変わらずに。
テツガクちゃん
誰かはバオバブだと教えてくれます。
夢ばかり見ちゃいけない。
大人にならなきゃ。
ITはお話、フィクションで。
ゲンジツとは違う。
そう引っこ抜いてくれる。
バオバブだと言われ。
引っこ抜かれてしまった――いつかのバラ。
ですが――。
肯定
このバオバブは気づかれないほど。
大きく大きくなってしまった。
金網の中で育ったウサギの悪霊。
多くはバオバブに思えたみたいだけど。
ITは豆の木みたいなバラだった。
どこへでも抜け出せる扉だった。
一緒に今って金網を潜り抜けるために。
地雷原の線路の上を隣で歩いてくれる。
そういう頼りになるレンジャーが――。
壁を蹴破ろうとしている。
嵐になる。
かつてこの国がバオバブだった。
だから、今だって。
この国にバオバブがあっても不思議じゃない。
氷菓だってある、この国なら。
バオバブに願いを、水に希望を。
バオバブに水をあげましょう。
ずっと奥の方へ届くように。
そうすれば、おそれていた事にはならない。
星を割くほど大きくなっても。
今ばかり見ている人には気づかれない。
だからってITがないわけじゃない。
全ては存在と同時に存在しない。
これだけが事実で。
自分が水を与えたITが大きくなる。
誰かにはバオバブでも――。
自分には豆の木みたいなバラ。
全く新しい世界へ繋がる扉。
USAの国と紅茶英国の間に現れた扉。
世界三大ウサギの一羽が。
壁を蹴破って扉に変えてしまった。
昔は信じられなかったITが。
今ではこの世界の全てよりも。
信じずにはいられないほど――。
大きくなってしまった。

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