人類が『猿人、原人、旧人、新人』と進化していったという説。
その漢字をほんの少し変えると、『円神、幻人、究人、信神』という物語が見えます。
この物語の中では、神様と人はあまり違いがありません。
テツガクちゃん
肯定さん、『原点にして頂点』の話の最後に、それは神と人間の関係にも似ている、と言いましたよね?
それで、気づいてしまったんです! 私!
肯定
今回は何に気づいたの?
名探偵テツガクちゃん。
テツガクちゃん
人類の進化を『猿人、原人、旧人、新人』と言いましたよね?
実はこれ、『円神、幻人、究人、信神』という進化の図を、表しているのかもしれませんよ!
肯定
ちょっと待って、円神に幻人に究人、信神?
漢字の意味がわからないよ。
どういうことですか? 名探偵!
テツガクちゃん
円神とは神様です。
神様という一つの面しか持たない存在を、球体の円と神を合わせて円神。
幻人は、神様が幻の複数の面を持つことで人になる、ということで幻と人を合わせ幻人。
その複数の面が究極を極めた時が究人。
そして、頂点を極めると原点に戻る、ということから、その真実を信じ、神に戻る。それが信神です。
このような進化の物語が、秘められているかもしれません!
肯定
たしかに、いつも気になっていたんだよね。
『じん』と入力すると、人と神が同じ発音であること。
いろんな発音がある中で、この二つが一緒になるなんてね。
それに他の円、幻、究、信の説明も上手いね。
ただ、これを理解してくれる人はいるかな……。
テツガクちゃん
えーっ!! ダメですか!?
そうですよね。
神と人間は絶対的に違う、という考えは強いですし、そもそも神の存在を信じない人もいますよね。
ちょっと難しいですかね……。
肯定
あっ、ごめん!
僕はそれ面白いと思うし、信じるよ! 当然じゃないですか!
『世界は簡単には変わらない』の話に登場した書斎ね。(『神との対話』を翻訳しているサイトが元の話です)
テツガクちゃんがそう思うなら、本当にその通りになると思うよ。
なにより面白い物語じゃない。
一つの面しかない円神の神様が、複数の面を持つ生活に憧れて、幻の面を持つ人間になってみたのが幻人。
長い幻人の生活を極め、究極に達した究人が『頂点は原点へ戻る』という真実を信じられる時、人から神に戻る。
それが信神。
ただ、抜けている『しんじん』があると思うな。
テツガクちゃん
抜けている『しんじん』ですか?
それはなんですか!? 肯定さん!
肯定
幻人のまま寝ていた、寝人(しんじん)ですね。
忘れてしまった真実を思い出していないから、信じることが難しい。
そこから目覚めたら信神になれるかも。
考え方をちょっと変えてみると、そこまで神様と人間を分けて考えなくてもいいのかもしれないよね。
テツガクちゃんの言うように、始まりは神様の冒険で、それに気づかず人間として冒険を続けている。
そういう話を信じられないのは、まだ人間として成し遂げたいことがあるから、元の世界に戻りたくないのかもしれない。
人間として生きる人生は、これまで一つの面だけで生きてきた神様には、ほんの少し辛いものかもしれませんね。
だから、今の人生が少し生き辛かったり。
でも、そういう時には、自分が信じられる何かを見つけると、いいかもしれません。
全ては『存在と同時に存在しない』。
それらを決めるのは、全て自分の選択。
世界を変える英雄になる人生か、ボロボロになりながら世界のために歩む人生。
天動説的な生き方か、地動説的な生き方か。
それらの『どの世界を見たいか』という選択が、とても大切になる、ということを信じられるか、信じられないか。
あっ、でも、「俺は神様だ!」と威張ったりするのは、じつに人間的な行動ですので、そういう勘違いにはご注意を。
誰が見ても、『神様』という一つの面しか見えないから、神様だと僕は思います。
自分で名乗る必要は全くありません。本当に神様なら。
それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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