2019年3月6日水曜日

トタン屋根に投げる


 どうでもいい味のアイスクリーム、やみつきになる甘さのアイスクリーム。
 そんなアイスクリームをトタン屋根に投げれば、夜の扉の先に何か面白いことが待っている気がします。







肯定
 ガクちゃんって、たまに『トタン屋根の上』という言い回しを使うよね?


テツガクちゃん
 はい。
 私、『THE BLUE HEARTS』の『1000のバイオリン』という歌が大好きなんです。

 この歌は様々な詩がステキで、人それぞれ好きな詩が違うと思います。
 まるで万華鏡のような歌ですよね♪
 
 私はこの歌の。

 思い出は熱いトタン屋根の上
 アイスクリームみたいに溶けてった

 
 という部分が大好きです!


肯定
 たしかに、いろんな詩がステキだよね!
 僕はもう全てが好きだな!

 でも、面白い言い回しだよね?
 何かあると、『それはトタン屋根の上』って言うの。


テツガクちゃん
 そうかもしれませんね。
 
 ですが、肯定さんもそんな気持ちになりませんか?
 
 どうでもいい味のアイスクリーム、やみつきになる甘さのアイスクリーム。
 そんな二つのアイスクリーム。
 きっと、誰もが持っている、と思います。


肯定
 持っているかも!
 特に、どうでもいい味のアイスクリームを!
 
 なぜか、手放せないアイスクリーム。


テツガクちゃん
 そうですよね! 私もあります!
 
 そんなアイスクリームをトタン屋根が欲しがっているんですよ!


 そして、今いるstayしがちなイメージの館。
 その館の外、夜の扉の向こうに、手にしているアイスクリームよりもステキな宝物が待っている予感がしませんか?


肯定
 そんな気がするよ。

 だから、『トタン屋根の上』なんだね。
 夜の扉の先にある朝へ行くために、手放したくないアイスクリームを投げに行く。


テツガクちゃん
 はい。

 ただ、手放すのではありません。
 あげるんです。トタン屋根に。
 
 きっと、そうすれば、余計なことはきれいに溶けていきます。
 そして、私達もstayしがちなイメージの館から旅立ちます。
 トタン屋根にあげたものより、素晴らしいものを探しに。

 だから、『トタン屋根の上』なんです。
 今こそ、アイスクリームを投げましょう!
 と言っても、本当のアイスクリームではなくて、見えないアイスクリームですよ?

 本当のアイスクリームは胃袋にしまいましょう。 










それでは、また次の機会にお会いしましょう。
 

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グリフィン理論

  いつだって10月だし11月だし3月なんだ。  このグリフィンさんの教えは贈り物。  誰だってジェイソン・ボーンだしジェームズ・エドワーズ。  ロバート・アンジャーでローン・レンジャー。  そして、ネオでもある……忘れているだけで。