真っ直ぐ、気持ちを伝えているのに。
伝わらないこともある。
『トーチソング』が聴こえる。
言葉はいつもから回りだ。
肯定
真っ直ぐ気持ちを伝えているのに。
伝わらないこともある。
何かに気づき、それについて真っ直ぐな声をかけたら。
予想外の返事がきた。
それは、とても幻想的な真っ直ぐで。
伝わると思っていた自分の真っ直ぐ。
それを砕く真っ直ぐさだった。
テツガクちゃん
それは、衝撃的な景色ですね。
肯定さんの砕けてしまった真っ直ぐ。
それは、まだありますか!?
私は、それがとても心配です。
肯定
ありがとう、これはガクちゃんの真っ直ぐだね。
大丈夫、僕の真っ直ぐは歪んだ真っ直ぐだから。
それくらいじゃ、なくならないよ。
それに、あの景色を見て。
やっぱり、面白さは幻だと、しみじみ感じたよ。
なぜなら、伝わると信じてかけた、自分の真っ直ぐな声。
それが、予想とは全然違う、外の世界へ飛んでいくなんて……。
これほど、面白いことは他にないでしょ?
伝わる真っ直ぐじゃ出会えない。
歪んだ真っ直ぐじゃないと出会えない。
面白さという幻想。
テツガクちゃん
きっと、ないでしょうね。
真っ直ぐが伝わらず。
予想の外へ飛んでいく。
そして、とても幻想的な真っ直ぐが返ってくる。
とても面白い幻です。
けっきょく、歪んでいたのはどちらなのでしょうか?
肯定
どっちだろう?
歪んでいたのは、僕の真っ直ぐだろうか?
それとも、大多数の真っ直ぐだろうか?
例え、それがカーブだとしても。
大多数が真っ直ぐと信じるのなら。
きっと、それは大多数の真っ直ぐ。
例え、それがカーブしなくても。
カーブが真っ直ぐと信じる人が多いのなら。
カーブしない真っ直ぐ、それは歪んだ変化球。
そんな歪んでしまった、真っ直ぐという変化球かもね。
『存在と同時に存在しない』ような幻の。
テツガクちゃん
それは、ともて幻想的な真っ直ぐで。
同時に、何かも超えた、歪んだ真っ直ぐですね。
周りのものを歪めて、進んでいく真っ直ぐな軌道。
そんな真っ直ぐを、誰もが持っているのかもしれません。
なかなか伝わらなくて。
歪み、よじれ、ねじれ、急旋回して、揺れて、乱れる。
過未の時空を飛ぶ、過未飛行機のような軌道の真っ直ぐ。
一直線の軌道が、真っ直ぐとは限りません。
自分にとっての最高の真っ直ぐ。
その幻を大切にしましょう。
届くか、届かないか。
それは、トタン屋根の上に。
あなたもどうですか?
自分だけの真っ直ぐという幻。
ほんの少し歪んで見えて、何かを歪ませていく。
それを思い切り投げてみませんか?
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