いつだってやり直せる。
そう、手を差し伸ばしながら。
ヒーローは虚言戯言を言うよ。
その前に、あんたが隠している。
その表の面の裏側の情。
それを明かしてみろよ。
肯定
いつだってやり直せる。
そう、善人面したヒーローが。
手を差し伸ばしながら言うよ。
おい、あんた。
その表の面の裏側の情。
それを明かしてみろよ。
隠している、その手を見せてみろよ。
いつだってやり直せる。
そんな虚言戯言、詐欺師じゃなくても見破れる。
ねえ、ガクちゃん?
テツガクちゃん
たしかに、透けて見える。
薄い薄いラベルかもしれません。
隔てるものが何もないと思って。
差し出された、その手を掴もうと伸ばせば。
触れてしまう、透明な硝子の温度。
その底には、はっきりと確かな間があり。
肯定
寄り添うつもりで言った言葉にも。
確かな距離感があり。
それが、はっきりとした空白を見せる。
スペース・ワンダーランド。
嘘が果てしなく広がっている。
どこまで広がる嘘?
いつまで広がる嘘?
1丁目で育った
僕には理解できないんけど
9回まで昇ってきた
本音はもう帰られないんだってよ
『夢とバッハとカフェインと』。
あのステキな歌から教わったよ。
テツガクちゃん
ステキな歌ですね。
それから、肯定さんのとんがったシロップも。
いつだってやり直せる。
それは面白く悪い冗談、虚言戯言です。
だって、そうじゃないですか?
一度きりの人生。
だから、悔いのないように生きろ。
そう真剣な眼差しで語る、その裏で。
何度でもやり直せる、なんて。
笑ってしまう冗談ではありませんか。
肯定
笑っちゃうね。
別にやり直したくもない。
幼稚園からやり直すなんて。
僕はごめんだね。
それは、幼稚園が嫌いだったからではなく。
どの場面もやり直したくないから。
やり直す、その必要なんか、ないじゃないか。
いつだって、次の一歩を踏み出すだけ。
新しいスタートを切れたら。
それでいい、そうだろう?
いつだってやり直せる?
いったい、あんたが隠している。
その手は何だい?
面の裏側を隠している、ヒーローさんよ。
あなたはヒーローが隠している。
あの何かが見えましたか?
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それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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