2020年10月6日火曜日

嫌われ者の自分語り

 
 嫌われ者の自分語り。
 そう言う、誰かも同じ自分語り。
 客観的なんて景色が幻のように。
 自分語りをしない人なんて、今はいないのだろう。
 結局のところ、みんな、自分語りが大好きなのさ。
 もちろん、私も大好き。
 ならば、もう少し、愛されるべきである。
 
 
 
 
 
 
テツガクちゃん
 嫌われ者の自分語り。
 それを嫌いだと言う、誰かの語りが嫌いなもの。
 それは、本当に嫌われ者の自分語りでしょうか?
 
 その答えは、ちょっとした不思議が香る事件です。
 なぜなら、人が何かを語る時。
 それは全て、ただの自分の私的な事柄です。

 感想も含めて。


肯定
 そうだね。
 常に自分語りをしているのだから。
 それが嫌い、と改めて言われてもね……。

 誰かのために、何か助言をすること。
 それですら、誰かのために何かをしたい、という自分の気持ち。
 決して、誰かのためではない。

 というよりも。
 誰かのためなんて、存在しない幻だし。
 存在するのは、誰かのためになりたい自分。

 そんな感じの『存在と同時に存在しない』、助言だね。


テツガクちゃん
 そうですね。

 何をしても、何をやっても。
 全ては、独りよがりの自分語り。
 それは、誰もが知っている、当たり前です。

 そんな自分語りを嫌うのは。
 誰かを嫌うというよりは、鏡に映る自分が嫌い。
 そんな感想という答えに出会ってしまいました。


肯定
 ステキな答えだね。
 
 自分語りが嫌いと言うのも、自分の意見を語る。
 
同じ、ただの自分語り。
 それを極端だと語るのも、自分の意見を述べる。
 
同じ、ただの自分語り。 
 
 嫌いだと言ってみたり、極端さをはかる極端さを持ち出してみたり。
 結局のところ。
 誰もが自分語りが大好きなんだろうね。

 もし、本当に嫌いであるのなら。
 励ますクツワムシもいない。
 そんな道の上を歩いてみるといいのかもしれない。

 僕はうんざりだけど。


テツガクちゃん
 私は、あの路上の道も好きですよ?
 もちろん、ほんの少し退屈で飽きてしまう。
 飽き飽きした、秋を感じる道だと思いますが……。

 ですが、ステキな魅力もあります。
 未知などなく、変わらない零だけが。
 果てしなく、永遠に行進する。
 そういう魅力があります。

 きっと、その上を歩けば。
 直ぐに自分語りが恋しくなるような。
 そういう道です。

 自分語り。
 それは、もう少しだけ。
 愛されてもいい、ステキな口上の物語かもしれません。

 あなたはどうですか?
 励ますクツワムシもいない道が好きですか?
 それとも、自分語りが鳴く、にぎやかな道が好きですか?
 

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穏やかな青さに身を任せるな

  穏やかな青さに身を任せるな。  諦めた夢を燃やせ。  のさばる星屑に怒りをたぎらせろ。  いかれ、いかれ、奪い取る星に。  飛べ、飛べ、白い影に。