侮られること。
それは、必ずしも悪い事とは限らず。
むしろ、ビッグ・チャンスになることもあり。
その行いの意味を思い知らせる時には。
きっと、忘れられないほど徹底的に。
情け容赦は無用、突き進め、欲望の幽霊船。
テツガクちゃん
気づいてしまいました！ 私！
侮られること。
それは、必ずしも悪い事とは限らないことに。
むしろ、いい事かもしれません。
そうです、チャンスなんです。
雀のジャック船長に似た。
『唯一無二』の軌道を描く、チャンスです。
肯定
侮られることがチャンスか……。
今まで、見たこともない景色だよ。
是非、もう少し詳しく教えてよ。
テツガクちゃん
誰かを侮る人は。
自分で暗い霧をまいているんです。
その先に、何が待っているのかも知らず。
いえ、知ろうともせずに。
あざ笑いながら語ります。
こんなことも知らないの？
今まで何をしてきたの？
このくらいの力で大丈夫でしょう。
語る内容は様々ですが。
共通しているのは。
暗い霧の先の景色を知ろうとしない。
玄人の姿です。
自分で霧をまき。
知ろうとする姿勢を棄てる。
ほんの少しの愚かさを大切に持っている。
彷徨える玄人な冒険者です。
その冒険者の背後をとることは。
とても容易なことです。
普段なら必死で人の視点を操り。
暗闇という隙をつくるところを。
自らの手で、それをして下さるのですから。
肯定
たしかにね。
誰かを侮る人。
その背中は、フリーパス状態なのかもしれない。
いつも僕達は。
人の視点を操ることに苦戦しているけど。
それを、わざわざ自分で霧をまいて。
盲目的な景色を描いてくれるんだもんね。
そう考えると。
侮られることは、ビッグ・チャンスだね。
それも、相手の背中に。
雀のジャック船長の絵が描けるくらいの。
しっかりしたところに驚きがないのは、当たり前。
しっかりしていないところに驚きがあるのも、当たり前。
同じ当たり前、そのどちらが見たいのか。
それが重要だ、お分かり？
そんな感じの台詞入りのね。
テツガクちゃん
ステキな台詞ですね。
さすが、肯定さんです。
侮られること。
それは悔しく、憎く、怒りにも繋がる気持ちかもしれません。
ですが、その結果は視点によります。
人を侮り、自ら暗い深淵を呼び寄せる霧をまいた。
その行いの意味。
それを知ることになる瞬間を。
忘れられないくらい。
徹底的に見せてさし上げましょう。
情けは無用、突き進め、欲望の幽霊船。
人の目には見えない、心の奥深く。
静かな幽谷の深淵で、静かに眠る深淵の幽谷。
そんな意味がわからない、その奥で。
眠っている自分の霊という魂。
その目には見えない霊（たましい）を乗せた、幽霊船です。
この伝説の船の船長はあなたです。
誰もが持っている、自分だけの『唯一無二』の幽霊船。
伝説を巧みに操る奇術を使う、そんな船長です。
雀のジャック船長や『Mr.ジョーンズ』のように。
永遠に囚われることなく、自由に突き進む。
そんな旗を掲げましょう。
あなたの描く軌道。
それが、とても大切ですぞ、船長。
それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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