拝啓
歌う不死蝶様、無事、新年を迎える事ができました。
今年もこうして、風にこの便りを乗せられる事が、とても嬉しいです。
相変わらず、計画は一歩も進んでいませんが。
それでも、やっぱり嬉しいです。
そう素直に思える、今が、一つずつ増えた先に。
不思議と堅物侍が様になるような。
何かがあるような気がします。
ちょうど、相方と今年の目標。
掲げる旗の合言葉を決めました。
私と相方が選んだのは……何も決めない。
そんな決行の合言葉です。
昨日までの一年は。
これができたら、こうする。
まだできていないから、これはしない。
そんな柵の一年でした。
その中で、私が学んだ事は。
思うように進まない事が。
いっぱい、あるという事でした。
それならば、私達も何かを決めずに。
やりたいように進んでしまおう。
そう思えた瞬間、重たく感じた、何かが。
凄く軽く感じる、錯覚の中にいました。
きっと、最初は。
こんな感じだったんだと。
最近、やっと思い出しました。
あまり、やり遂げようともせず。
だけど、ちょっぴり。
形になりそうな何かを探していて。
いろんなものを探しながら。
何度もダメだと思う、その奥の方で。
不可思議な根拠なき自信が。
終焉に辿り着く、瞬間を覗いていて。
えっと、つまり……。
成し遂げようと焦るより。
成し遂げられるだろうか? と。
疑問符にとり憑かれるくらいが、ちょうどいい。
そんな事に気づいた、私と相方がいました。
今年はそんな感じで。
何かを決めて進もうとせず。
やりたいままに、やりたいように進んでいけるように。
何も決めない、という決行の合言葉と共に。
歌う不死蝶さんへの気持ちを過未飛行機に変えたり。
相方と過ごす、『中間色の事件簿便り』や『中間色の想い出は青い春の帰り道』。
ちょっとした空想旅行に、いつもの『テツガクちゃんと肯定』。
その時、一番やりたい事を。
やりたいようにやります。
もちろん、この便りも。
風に乗せたい時に乗せられるように。
変なプライドで、遠慮なんかしません。
無様でも乗せたい時は乗せます。
明かしたい事が山のようにありますから。
次回こそは、私が出逢っていた。
随分と贅沢な物語と音楽を明かせたら、と。
楽しみにしています。
今年もどうかよろしくお願いします。
私達には、歌う不死蝶さんの歌が必要ですから。
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