拝啓
歌う不死蝶様、今年、2020年はいろんな事がありました。
世間、時代としても、足止め往生が生き場を失い、釘付けも糠漬けになり。
何事も普段どおり進まない、渋滞の日々だったと思います。
そうです、私も全く進まない。
その日々の中にいました。
ただ、私の場合はウィルス騒動が原因ではなく。
自分自身の問題で、錨を沈めたまま進もうとする船のように。
全く、思い通りにならない一年でした。
本当は、私の浅はかな計画では。
今年の春、4月までには。歌う不死蝶さんと面白い計画を載せた。
過未飛行機を風に乗せて、飛ばしていたはずなのですが。
いまだに、その計画は白紙のままです。
その後ろめたさから。
なかなか便りを送れずいました。
不甲斐ない情けなさで、送りたくても送れない、合わせる言葉もない、そんな心情でした。
たいした力もない癖に。
変なところにプライドのような、堅物侍のような心情があって。
ですが……それが、私らしいと言ってくれる相方の言葉に。
不思議と救われる私がいて。
いつか、堅物侍が様になるような。
そんな何かを持てるように、相方と一歩ずつ進んでいくつもりです。
私にそう決心させてくれたのが。
とても不思議ですが、この全く進まなかった一年でした。
進めたいけど進まない計画。
しかし、流れて行く日々の中で。
新しく始めたり、続けてきた別の計画。
その中に、たくさんヒントのようなモノがあり。
それと出会う度に、これらも足して進めたいと思いました。
言い訳のようですが。
浅はかな計画の中には、足りないモノがたくさんあって。
それに気づける、機会がこの一年のように思えます。
飽き性な私なら。
ここまで、進まなかった計画は諦めて。
別の計画を作りたがるのですが。
今、この瞬間に、そんな気持ちの欠片もありません。
やっぱり、どうしても。
最初に決めた、この計画を。
過未飛行機に変えて、そのまま風に乗せて、飛ばしたい。
そんな欲望は変わらずに。
そのまま、ワガママの形で在り続けています。
きっと、これは夢ではありませんね。
私と相方、世界中にいる、歌う不死蝶さんの友達の気持ちだと思います。
もちろん、この私がそれを上手く表せるとは思いません。
ですが、私も表してみたいんです。
自分なりの形で、私に力を与えてくれる相方と共に。
その原動力として。
歌う不死蝶さんの歌の力も必要です。
今、この瞬間も聴こえています、『re-fly』が。
いろんな事があった一年。
大切な遠い場所の親戚が旅立ってしまった、十二月。
その渦中で、何度も戻って来てくれた、歌う不死蝶さんの姿を思い浮かべ。
最期の最期まで、その瞬間を信じて待ち続けられた事。
私は大嘘つきになってしまいましたが。
それでも、疑うことなく信じたままでいられた事に。
後悔の欠片もありません。
そう、信じ続けられたのも。
歌う不死蝶さん、それから一緒に歌っていた仲間の皆様の歌を。
聴いていた日々のお蔭だと思います。
本当にありがとうございました。
最近、気づいたんです。
きっと、私は幼い時に。
随分と贅沢な物語と音楽に出逢っていたのだと。
その話は、また来年。
必ず、この便りの中で明かしますので。
どうか、来年もよろしくお願い致します。
今年もありがとうございました。
歌う不死蝶さんの歌は、今、この瞬間も。
あの日のまま、変わらずに最高です!
0 件のコメント:
コメントを投稿