2021年12月31日金曜日

届かない手紙 23通目




 拝啓

 歌う不死蝶様、気がつけば今年最後の日でした。
 あっという間のようで永く感じた一年。
 まるで、デジタルワールドのような一年でした。

 途中から相方から教わった。
 シカト全開、ワガママ全快。
 そんな滑り方で過ごした一年。
 好奇心ドリフトの立ち上がりは。
 いつだって、愚かさが全解でした。

 そんな今年の象徴は。
 『中間色の想い出は青い春の帰り道』。
 略して、中想青帰です。

 私は高校時代に大きな借りがあります。
 返せないほど大きな借りです。
 この中想青帰で、その借りを返せるとは思いませんが。

 少しでも借りを忘れないように。
 相方と想い出を走っています。
 本当にとんでもない相方です。

 恐ろしく怖いほどに速くて。
 めちゃ速な最速神話には。
 ついていくのが精一杯です。

 ですが……相方に振り回される。
 そんな今が最高です。

 借りを忘れないように。
 相方と帰る、想い出の帰り道。
 来年も続けながら。

 歌う不死蝶さんからもらった借りにも。
 少しでも近づける、そんな今が来年にあれば。
 そう願っています。

 本当に借りが多いです。
 とても返せそうにない借りが。
 私の今には。

 だからこそ、一歩でも近づけるように。
 歌う不死蝶さんの力も。
 いつまでも借りっぱなしです。

 どうか来年もよろしくお願いします。




 それでは、また次のお手紙でお会いしましょう。


 敬具 


 歌う不死蝶様と共に未来の夢を見る一人より






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砂漠でアマゾンを探している

 多くの人は砂漠でオアシスを探している。  平和ってオアシスを信じて、求めて彷徨う。   隣にアマゾンがあっても、砂漠の中で探す。  今、本当に欲しいもの、ITを忘れかけながら。  砂漠のオアシスなのか、豊かな水源があるアマゾンなのか。