2018年3月8日木曜日

なぜ円周率は無限に続くのか?


 なぜ、円周率は無限に続くのか?
 それは、『球体に果てがない』からもしれません。
 だから、球体の秘密の鍵の円周率も果てがなく、無限に続くのかもしれません。









 
テツガクちゃん
 肯定さん、なぜ円周率は無限に続くと思います?


肯定
 難しいことを訊きますね。
 
 一応、調べたら円周率はループすることなく無限に続く『無理数』だから割り切れないとか、『10進数』では表せないけど『12進数』なら可能と言われているみたいだよ。
 
 『無理数』は整数で割り切れないから、円周率も割り切れず無限に続くらしいよ。


テツガクちゃん
 なるほど、そういうことなんですね!
 私、『球体には果てがないから』だと思っていました。


肯定
 はて……?
 えっと、それはどういうことですか?
 

テツガクちゃん
 昔、『世界の果てを探す旅』という話で、地球は丸いから地球上に果てはない、と話しましたよね?
 
 立方体なら新しい面へ繋がる果てがあるけど、球体には立方体のような面や角が複数ありません。
 どこから見ても、同じ円という一つの面が永遠に続く。
 それが球体なので、球体に果てはありません。
 


 だから、その『球体の秘密』を握る円周率も果てがなく永遠に続く、と私は考えていました。


肯定 

 なるほど、円周率が無限に続くのは、『球体に果てがない』から……それ面白いね!!
 
 球体は面が一つしかない。
 更に、球体の中では果てが見えるけど、その果ては永遠に訪れない。
 球体の中では、果てに繋がる『地平線』『水平線』が見える。
 だけど、どれだけ進んでも、それらを越えることが出来ない。
 
 そんな神秘的な円の秘密を握る円周率も、『永遠にその果てが訪れない』か……。
 素晴らしい!! とても面白いよ!!


テツガクちゃん
 ありがとうございます。 
 それからもう一つ。円周率が3.14……と求めるのに『はさみうち』という手法を使ったそうですね。
 
 円を外から包む多角形と、円の中に包まれる多角形。
 二つの多角形と円。
 この三つの図形を合わせ、『外側の多角形の外周>円の円周>内側の多角形の外周』という関係を作り。
 その角をどんどん増やせば、より正確な数値が出る。

 これが『はさみうち』というそうですが、これって何かに似ていると思いませんか?


肯定
 昔の話でした地球の果てを知りたければ、『地球の外を探せ』ということかな? 
 
 たしかに、複数の面や角を持たない円のことが知りたいのなら、円とは違い複数の面と角を持つ図形を使うところが似ているね。
 それと、10進数ではなくて12進数で見ればいい、という考えも同じだね。
 どちらも視点を変えれば、『秘密が見える』ということだから。 

 ただ、12進数で見た場合。
 「なぜ10進数だと割り切れないの?」ということを説明するのが難しいかもしれない。
 答えが、「10進数では無理なの」では、納得ができないよね。
 
 でも、「球体には果てがないから、その秘密の鍵の円周率にも果てがない」とすれば面白いかも。
 
 凄いよ!! テツガクちゃん!! 
 

テツガクちゃん
 いえいえ、『世界の果て』の話の後に気づいたんです。
 
 円周率が永遠に続くことと、球体に果てがないことは、何か関係がありそうですよね。
 
 円周率が永遠に続くから球体に果てがないのか、それとも球体に果てがないから円周率も永遠に続くのか? 
 その関係がわかる日が来るといいですよね。






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 それでは、また次の機会にお会いしましょう。



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無関心は希望

 好きの反対は無関心。  そんなたわ言、誰が言ったのか知らないが。   今の私からすれば無関心は希望。  今まで気づけなかった、その未知は。  愛しの故郷、待ちきれない今は夢の今。