2018年6月12日火曜日

過去が近づいてきている!?


 年月を重ねるにつれ、過去はどんどん近づいているのかもしれません。
 例えば、遠い昔の記憶が、とても身近に感じることがありませんか?
 子供の時の晩御飯の時間など随分遠い記憶が、つい昨日のことのように。
 年月を重ねると、過去がもの凄い速度で追いかけてくるのかもしれません。










テツガクちゃん
 気づいてしまいました! 私!
 年月を重ねるにつれ、過去が近づいてくることに!


肯定
 えっ、それはどういうこと!?
 未来へ進むと、どんどん過去から離れない?


テツガクちゃん
 たしかに、外から見ればそうだと思います。
 ですが、時間の中を進む旅人には、別の世界が見えているのかもしれません!

 ところで、肯定さん。
 最近の1年はどうですか? あっという間ですか?


肯定
 そうだね。なんかあっという間に感じるな……。
 昔は凄く永く感じたのに。
 そう、『夏休みの冒険』に出かけた頃の1年は、随分永い日々のように感じたかな。


テツガクちゃん
 そうですよね。
 では、その冒険を思い出すために出かけたのは、いつだったか覚えています? 


肯定
 えっと、去年……?
 とにかく、最近だったと思うよ!


テツガクちゃん
 実は……10年前です。


肯定
 えっ、そんなことないよ!
 あれ、でも……よくよく考えてみたら、たしかに10年前かな?


 おかしいな、凄く最近だと思ったんだけど……。


テツガクちゃん
 それなんです! 過去が近づいているという感覚は!

 1年を永く感じた時の3年前は、遠い遥か昔の記憶のように感じると思います。
 ですが、1年をあっという間に感じている時の10年前は、まるで最近の出来事のように感じる可能性があります!

 これは、その記憶や状況によって変わると思います。
 ですが、過去がとても近くにある感覚を感じる人もいると思います!


肯定
 なるほど、たしかにそうかもしれない。
 僕も2回目の冒険の記憶は、凄く近くにある感じがしたよ。
 だけど、もう10年も前らしいけど。
 
 後、冷静に考えてみたら、子供の時の記憶も今ではそこまで遠く感じない、といいますか。

 高校生の時に小学生の記憶を思い出すより、大人になってから小学生の記憶を思い出す方が、記憶は近くにある感じ。


テツガクちゃん
 これが私が提唱する。『過去が近づいてきている!?』という現象です。

 1年をあっという間に感じて、落ち込んでしまう時は、むしろ『過去が自分の直ぐ近くに近づいている』と視点を変えてみてはどうでしょうか?

 遥か遠くにあった楽しい記憶が、年月を重ねていくうちに、もの凄い速度で近づいているのかもしれません。





それでは、また次の機会にお会いしましょう。




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砂漠でアマゾンを探している

 多くの人は砂漠でオアシスを探している。  平和ってオアシスを信じて、求めて彷徨う。   隣にアマゾンがあっても、砂漠の中で探す。  今、本当に欲しいもの、ITを忘れかけながら。  砂漠のオアシスなのか、豊かな水源があるアマゾンなのか。