2018年9月1日土曜日
届かない手紙 1通目
拝啓
歌う不死蝶様、初めてお手紙差し上げます。
私は少し遠い場所からあなたを見ていた者です。
今もほんの少し遠いところから、あなたを想い、この手紙を書いています。
この手紙を書くきっかけをくれたのは、『ザ・クロマニヨンズ』の『鉄カブト』という歌です。
『ザ・クロマニヨンズ』をご存知でしょうか? とても素晴らしい歌を歌うバンドです。
今の私の心を打った曲。それが『鉄カブト』です。
『届かない手紙を書く』という歌い出しから、『あの人の思い出は、守ってくれ、鉄カブト』という部分に、とても心を打たれました。
今の私にとって、届かない手紙。それは少し遠くで歌っているあなたへの手紙です。
毎週、あなたの歌を楽しみにテレビを見ていました。
ただ、ライブやイベントには参加できず、いつも少し遠いところであなたの歌を聴いていました。
そのことをほんの少し後悔し、申し訳ない気持ちもあります。
もう少し近い場所に行って、あなたの歌を聴けばよかった……と。
そういう後悔などは、少し離れた場所へ行くとより強くなるのですね。
ただ、もう後悔はしません。
だから、この手紙を書くのです。届かない手紙とわかっていても書くのです。
それはいつか、私にとって『届かないと同時に届く』手紙になると信じているので。
私が初めて自分で好きになった歌。夢中になった歌。それはあなたの歌です。
それからも、たくさん方々の歌を好きになりましたが、私にとっての原点はあなたです。その事実は変わらずに生き続けると思います。不死蝶のように。
きっと、私と同じ気持ちを持った友人達がたくさんいると思います。
そして、そんな友人達の元へ、あなたは今も歌を届けに行っていますよね。
ゴキゲンでウカレタ気分になれる歌を。きらめいて、一途な風にのる蝶になって。
ヒラヒラと優しく、自由に世界中を飛び回る、そんなあなたの姿が私には見えます。
少なくとも私は、今もあなたの歌を聴けば、ゴキゲンでウカレタ気持ちになれます。
いつもそんな気持ちを届けていただき、ありがとうございます。
直接言うことができなかった分、この届かない手紙にそれを込めます。
本当にありがとうございます。
きっと、これからもあなたの歌を聴いて、ゴキゲンでウカレタ気持ちになります。
いつか、私の相方と共にあなたに会える日まで、忘れずに聴き続けます。
私の中にある、あなたという記憶。それを守っていくつもりです。
ほんの少し遠い場所から、中間色の幻影の力を借りて。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
この国に氷菓があったのだから。 当然、邪神天照だっているのだろう。 だから、賢者の石だって分霊箱だって。 なんだってあるのだろう。 ココをどこだと? 在りもしない欺瞞の蓬莱島だぜ?
-
無神論者ですら悪霊は信じる。 人は悪霊なら簡単に信じる。 ITはどこにでもいるから、排水溝とか。 という事は――嘆きの天使だっているわけで。 神の前にその悪霊は現れる、邪神天照の前にも――。
-
人は誰も思い込んでも決めつけてもいない。 ただ、ぼんやりと思い、うっかりと決めている。 もし、本当の本当に。 思い込み、決めつけられるのなら――。 きっと、竹槍で零戦を墜とせるさ。
-
子供だ、幼稚だ、非国民だ、ポピュリストだ。 そう形容する事で黙らせられると思っている。 支配できると思っている。 だけど、その形容詞にはなんの優位性もない。 消えてくれ、哀れな悪魔、邪神天照よ。

0 件のコメント:
コメントを投稿