2019年5月29日水曜日

唯一無二


 『唯一無二』という言葉は少しだけ曖昧な匂いがします。
 絶対的な唯一のようで、二つとない無二。
 それは一つとは限りません。 









テツガクちゃん
 気づいてしまいました! 私!
 『唯一無二』という熟語は、『存在と同時に存在しない』という言葉と少し似た匂いがすることに。

 肯定さんは『唯一無二』という熟語に、どんな意味の景色を見ますか?


肯定
 そうだな……。
 二つとない絶対的なものかな?
 
 ほら、『唯一』って唯一つとか、一つしかない絶対的なものでしょ?
 それから、『無二』は二つとないもの。

 似た意味の言葉を使って、同じ状況をより強調したい。
 そんな意味の景色が見えているよ。

 ガクちゃんには、どんな景色が見えているのかな?


テツガクちゃん
 私が見ている景色はこんな感じです。
 
 『唯一無二』
 代わりがない絶対的な『唯一の答え』と、二つとない様々な『無二の可能性』が広がっている。
 
 そんな景色です。
 同じようでほんの少しだけ違う。
 どちらかと言えば、『存在と同時に存在しない』という言葉のような。


 他にも『夢』とか『可能性』の親戚のような景色です。
 

肯定
 『唯一』と『無二』。
 それを同じとしないで、ほんの少しだけ見る視点を変えたんだね。
 なるほど、そう言われると、その景色もおもしろいね。

 『無二』
 二つとないけど、一つとは限らない。
 
 たしかに、『夢』や『可能性』と似ているね。
 夢という言葉は絶対的で唯一のものだけど、その形は様々で二つとなく、唯一つでもない。 

 意外と見落としていた『当たり前』だよ。
 『唯一』と『無二』。

 似ているけど、視点を変えると同じではない。
 同じ意味を合わせて強調したい、という意味とは少し違う景色もあるのかも。

 というか、僕はガクちゃんの『唯一無二』という景色を見たいね。

 僕達が話す『テツガクちゃんと肯定』という変わらない唯一の時間。
 だけど、毎回違う時間があって、同じものはない無二の時間。

 そして、一つとは限らない時間。
 
 これからも変わらない絶対的な唯一の時間と、二つとない様々な無二の可能性。
 それをなるべくたくさん集めたいね。


テツガクちゃん
 そうですね、これからもたくさん集めましょう!

 夢や可能性は共通の言葉です。
 絶対的で唯一の宝箱、そんな言葉です。


 ですが、その中にあるのは、形や色が様々で二つとない無二の『たからもの』です。
 そして、それは必ずしも一つとは限りません。

 『唯一無二』
 自分にとって絶対的で唯一つの答え。
 それを二つとない様々な夢や可能性、考え方で探す。
 そんな冒険の景色、伝わるでしょうか?

 もし、伝わったのなら、これからどんな『唯一無二』の冒険へ出かけますか?


 冒険の最初の一歩。

 それが『唯一無二』という『たからもの』だと思います。

 それをなるべくたくさん集めたい。
 そんな気持ち、わかるでしょうか?





 

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 多くの人は砂漠でオアシスを探している。  平和ってオアシスを信じて、求めて彷徨う。   隣にアマゾンがあっても、砂漠の中で探す。  今、本当に欲しいもの、ITを忘れかけながら。  砂漠のオアシスなのか、豊かな水源があるアマゾンなのか。