2019年8月7日水曜日

原点にして頂点という歪み


 『原点にして頂点』。
 それは、ほんの少し歪んだ不思議な景色でしょうか?
 それとも自然な景色でしょうか?
 そんな疑問に出会えたら、『唯一無二』の答えとも出会えそうです。



 


 
テツガクちゃん
 気づいてしまいました! 私!
 『原点にして頂点』にも歪みが隠れていることに。

 『重ねる力』が全てを歪ませてしまう。
 そんな重力の定めが統治する、この幻の世界では『原点にして頂点』というのは、少し不思議な景色です。


 何かを高く積み上げる時、その形は三角形になってしまいます。
 頂点を支える大きな力が必要ですから。
 ですから、原点から頂点まで、全て同じ点であり続ける。
 そんな『原点にして頂点』という景色は、ほんの少し不思議な景色です。

 もしかしたら、 『原点にして頂点』が本来の自然な形かもしれませんし、この景色も歪みという幻の一つかもしれません。


肯定
 なるほどね、たしかに面白いことだね。
 どちらが自然な形なのか、それに僕の考えで答えるとしたら……。


 その答えは、『存在と同時に存在しない』という曖昧な状態かな。
 どちらも自然で、どちらも少し不思議な形。

 それが僕の考えだけど、それでもやっぱり気になるね。
 本当はどちらなのか。
 例え、それが永遠に知りえないことでも、気になってしまう。

 どうでもいいアイスクリームなんだけど。
 少しだけ、それを観察してみる。

 ガクちゃんにはどんな景色が見えているの?


テツガクちゃん
 私も肯定さんが見ている景色と、似たものを見ていると思いますよ。
 
 『原点にして頂点』が歪んだ幻なのか、本来の自然な形なのか。
 それはわかりませんが、わからないことがあることに気がついてます。

 それから、『原点にして頂点』が少し不思議な景色ということにも。

 どちらが歪んだ幻なのか。
 それはどうでもいいことですが、自分だけの『唯一無二』の何かを手にしたいな、と。

 肯定さんもそうですよね?
 

肯定
 そうだね。
 ホント、どちらが歪んでいるのかとか、それはどうでもいいんだけど。

 自分が信じたくなる何か。
 そんな『唯一無二』と出会いたいな、と。
 始まりから終わりまで、自分のままで変わらずにあり続けて。
 周りを歪ませてしまうような何か。


テツガクちゃん
 そうですね……。

 はっ、これが『原点にして頂点』じゃないですか!
 生まれた時から自分であり続ける。
 原点でも頂点でも変わらない自分。

 ですが、外見や心境など、他のものが歪み変わっていく。
 自分のまま、その周りが歪み変わっていく。
 まさに、『存在と同時に存在しない』という曖昧な世界ですね!


肯定
 あっ、たしかに、そうだね!
 あまりにも身近なところにあったから見落としていたよ。

 『原点にして頂点』
 頂点を支える支えが必要だったり。
 原点から果てなく広がる可能性があったり。
 そんな幻ばかりを見ているから、随分遠くに感じてしまう景色。


 だけど、自分自身が最高の『原点にして頂点』なのかもしれないね。
 
 最初から最後まで、変わらない自分という一つの点。
 様々なことが歪んでしまうから、見失いやすいことだけど。
 変わらずにあり続ける、一つの星がある。

 『唯一無二』の星が。


テツガクちゃん
 その星達を繋げたら、面白そうな星座の物語が描けそうですね。

 どちらが歪んでいるのか?
 それはこの際、どうでもいいことで。
 全てが歪んでいて、それが自然な幻の世界。

 ですから、好きなように新しい幻の物語が描けます。
 原点にいながら頂点を見たりするような、そんな物語だって。
 それを見つける、視点という想像力を大切にすれば。

 あなたの視界に広がる果てのない可能性。
 それは原点でしょうか、それとも頂点でしょうか? 
 あるいは、その両方でしょうか?

 どちらにせよ、あなたは変わらない『唯一無二』の星を手にすると思います。
 そのために、様々な支えと可能性達と出会う。
 その冒険の物語、きっとそれは最高の物語です! 






 




それでは、また次の機会にお会いしましょう。





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グリフィン理論

  いつだって10月だし11月だし3月なんだ。  このグリフィンさんの教えは贈り物。  誰だってジェイソン・ボーンだしジェームズ・エドワーズ。  ロバート・アンジャーでローン・レンジャー。  そして、ネオでもある……忘れているだけで。