2020年5月11日月曜日

才能がないことに気づける才能


 才能がないことに気づける、それも才能で。
 その才能がなくても、何かをやってみたい。
 そう当たり前に思える。
 きっと、それは誰もが持っている『当たり前』。
 それさえあれば、他には何も。





 
テツガクちゃん
 気づいてしまいました! 私!
 私には才能がないことに!


肯定

 ええ、そうかな!?
 
 僕が気がつかなかったり、忘れている『当たり前』。

 それを見つける才能があると思うよ。

 でも、ガクちゃんのことだから。

 何か面白い『当たり前』を見つけたのかな?

 今回はどんな『当たり前』を見せてくれるの?


テツガクちゃん
 それです!
 私にとって『当たり前』を見つけることは、才能ではありません。
 それは、私の当たり前です。

 よくよく自分を観察してみると。

 私には特別な才能がないことに気がつきました。
 

肯定
 たしかに、才能を持たないこと。

 それも才能かもしれないね。

 才能って幻みたいなものだから。
 才能という幻で、違う幻を描く。

 天才とか怪物とかね。

 だけど、そんな幻を持たずに幻を描けるのなら。
 それを当たり前にできるのなら……。

 それは、ある意味、才能なのかもしれない!

 
テツガクちゃん
 さすが、肯定さん。

 きっと、今。

 私達は、お互い違う特別な才能を見ていますね。

 肯定さんは私に才能を持たない、という才能を。
 私は肯定さんに肯定的に受け止める、という才能を。

 その才能というのは、やっぱり幻です。
 他人が見る、自分にとっての『当たり前』の残像が、才能という幻かもしれません。


肯定
 なるほどね。
 だけど、やっぱり凄いよ!
 
 当たり前を見つけたり、幻を見抜いたりする当たり前。
 当たり前を見つけるクイーンだよ!

 それにいいね。
 才能を持たない、才能……。
 自分には特別な才能がない、とわかっていても。

 何かを『やりたい』と当たり前に思える、才能。

 何もなくても進める力。
 きっと、誰もが持っている『当たり前』。

 それがあれば、どんな道も。

 電光石火を超える速度で駆け抜けられそう。

 あなたはどんな『当たり前』で、この銀河星雲を駆け抜けますか?   





それでは、また次の機会にお会いしましょう。




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砂漠でアマゾンを探している

 多くの人は砂漠でオアシスを探している。  平和ってオアシスを信じて、求めて彷徨う。   隣にアマゾンがあっても、砂漠の中で探す。  今、本当に欲しいもの、ITを忘れかけながら。  砂漠のオアシスなのか、豊かな水源があるアマゾンなのか。