2020年8月25日火曜日

無知精神で夢知に出会う


 何も知らないから、夢を知る。
 霧の中で、無知に似た夢知と出会う。
 荷物が少ないほど冴えてくる、力もある。
 知り過ぎて沈んだ船体では通れない海もあり。
 はだかの王様でないと出逢えない友達もあり。
 






肯定
 空腹時に感覚が冴えてくる。

 そんなハングリー精神。
 それと似た感じで、『無知精神』も大切だと最近思う。

 実体験がないと何も語れない。
 そう語る実体験は、意外にも自分達の日常と何も変わらなかったり。

 体験すれば語れるほどの知識を得るのか、と言えば、それは疑問で。
 逆に、体験していない無知な状態の時の方が、貪欲に知識を得ようとしている自分がいたり。

 実体験も知識もない、無知な状態。
 それって大切だなってね。


テツガクちゃん
 そうですね。
 『はだかの王様』のように。

 余計な経験や知識がない方がいいこともあります。

 知らない間に溜め込んでしまった、どうでもいい余計なこと。
 色が悪いプライドとか、好みのデザインではない知識とか。
 それらを、トタン屋根に投げた方がいい時もあります。

 そうすれば、身軽になって遠くまで行けます。
 きっと、その旅の途中で、またステキなものと出会うことでしょう。

 夢知精神。
 何も知らないから、夢を知る。
 霧の中で、無知に似た夢知と出会う。

 無知精神は大切ですね。


肯定
 そうだね。

 夢を知る、その出会いの旅は身軽な方がいいね!

 僕達も海賊になったことも、船に乗ったこともなかった。
 もちろん、カリブ海にすら行ったこともない。

 だけど、映画の『パイレーツ・オブ・カリビアン』に衝撃を受けて。

 ゲーム『アサシン・クリード4』に夢中になって。
 自分達の想像力を頼りに、空想の世界の海を旅する物語を見た。
 母国から一歩も出ずに。

 無事、その旅は座礁することなく。

 物語の海を渡りきれた。
 それができたのも、僕達が何も知らなかったからだと思う。


テツガクちゃん
 そうですね。
 もし、私達が実体験豊富でハングリーではない人なら……。

 きっと、途中で座礁していたことでしょう。
 あの船は小さいので、重過ぎると沈んでしまいます。

 無知で軽いから。

 小さな船でも旅をすることができた。

 数々の不安という見えない岩が住む。

 あの海を渡りきれたのは。
 その岩の存在を知らない無知精神ゆえでしょう。

 たまには、荷物を軽くして、無知精神に頼って。

 実体験よりも凄い力がある想像力を全開にして進むと。
 面白い軌道に出会える気がします。

 無知精神に頼るという体験。
 それなら、これから何度でも体験したいですね。
 
 あなたも自分の想像力に頼れば。

 きっと、大統領の苦悩、その物語も描けるはずです。
 別に、大統領にならなくても。








それでは、また次の機会にお会いしましょう。










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無関心は希望

 好きの反対は無関心。  そんなたわ言、誰が言ったのか知らないが。   今の私からすれば無関心は希望。  今まで気づけなかった、その未知は。  愛しの故郷、待ちきれない今は夢の今。