2020年10月13日火曜日

Win-Winはトタン屋根に


 『Win-Win』がキモちEとは限りません。
 なぜなら、
『Win-Win』には気持ちいいこと。
 それを、決められないからです。
 そんなものは、トタン屋根の上に。






テツガクちゃん
 気づいてしまいました! 私!
 『Win-Win』が、キモちEとは限らないことに。

 Win-Win。
 お互いが気持ちよく。
 まるで、勝者のような気分の景色。
 
 私は、そんな感じに。
 『Win-Win』という言葉の意味を解釈しています。

 ですが、Win-Winでは。
 キモちEになれるとは限りません。


肯定
 どうして、キモちEになれない、と気づいたの?

 お互いが気持ちよく。
 勝者のような気分の景色が見れる。
 これほど、キモちE気分はないんじゃない?

 あっ、『気持ちいい』と『キモちE』は違う。
 そういうことかな?


テツガクちゃん
 すみません、紛らわしい言い回しでした。
 気持ちいいことの差ではありません。

 勝つ事。
 必ずしも、それが気持ちがいいとは限らない。
 そういうことなんです。 
 
 肯定さんはどうですか?
 誰かに勝って、気持ちいいですか?
 というより、誰かに勝たないと。
 気持ちよくなれませんか?


肯定
 なるほどね、そういうことか。

 僕は誰かに勝っても。
 気持ちよくともなんともないよ。
 トロフィーコレクションなんか、ゴミ箱行きの快速列車。

 いつだって、気持ちよくなれる。
 今だってね、ガクちゃんがいればさ。
 だから、勝っても負けても関係ないのかも。

 Win-Winに気持ちよさ。
 それを期待し過ぎるのは……ということかな?


テツガクちゃん
 さすが、肯定さんです!
 その通りです。

 Win-Winがお互いを気持ちよくする、とは限りません。
 お互いの関係を気持ちよく継続するのに。
 勝ち負けの秤は、あまり重要ではないと思います。

 とはいえ、商売の世界ではそうも言えないのでしょう。
 勝ち負けの秤が、定める世界ですから。

 ですが、そんな世界で。
 その秤に頼らない決断をする。
 それが、持つ重さは秤で決めたことより。
 とても大きなものだったり。

 誰かがつくった、勝ち負けを決める秤。
 その秤が全てを決め、今日も世界に価値を撒ける。

 そんな物語が、本当とは限りません。
 誰かが貼った、薄いラベルかもしれません。

 その先の答えは、無二のものです。
 ですから、今ここでお見せできるものではありません。
 ですが、唯一、確かなものもあります。

 それは、『気持ちいい』ことは。
 誰かが決める、とは限らないことです。
 あなたにとっての『キモちE』こと。
 それは、私達には決められません。
 
 それと同じように。
 『Win-Win』にも、あなたの『気持ちいい』は決められません。
 そんな『Win-Win』は、トタン屋根の上に。
 投げ棄ててしまいましょう。

 たまになら、それも許されると思います。 



それでは、また次の機会にお会いしましょう。












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グリフィン理論

  いつだって10月だし11月だし3月なんだ。  このグリフィンさんの教えは贈り物。  誰だってジェイソン・ボーンだしジェームズ・エドワーズ。  ロバート・アンジャーでローン・レンジャー。  そして、ネオでもある……忘れているだけで。