核兵器で生物の危機は訪れますが。
それが、地球の危機になるのかは、わかりません。
なぜなら、私達には地球を創造する力がないからです。
そんな私達に地球を破壊する力があるとは思えません。
破壊と創造は一対の間柄ですから。
テツガクちゃん
お待たせしました。
長々と明かしてきましたが。
今の私に見えている景色。
それは、これが最後になります。
地球にとって、私達、人間は。
そこまで大きくない存在。
なぜなら、私達には無から何かをつくりだす。
創造神的な力。
それが、まだないからです。
それが、まだないからです。
肯定
たしかにないね。
僕は物語を描く時に、それを痛感するよ。
自分が無からつくった物語などなく。
いつだって、どこかには他の誰かの影がある。
影どころか。
足跡まで持ち出しちゃうし。
本当の意味で、無から何かをつくる。
それは難しそう。
つくった、気分になりきる。
それなら、できるけどさ。
でも、どこかで。
錯じった覚えが解けて。
思い出してしまう。
ああ、これはあの影響を受けたんだ、と。
テツガクちゃん
そんな私達が、地球にとって悪いもの。
それを作り出せるとは、私は思いません。
地球に元々もあったものをかき混ぜて。
違う結合物を作り出しますが。
地球には、それを元々の形に戻してしまう。
そんな力がある気がします。
それを、自然災害と呼んだり、気象現象と呼んだり。
その呼び方は様々でしょうが。
あらゆる、文明や事実。
それらは、やがて風に変わっていく。
風化というやつです。
肯定
そうだね。
そのまま、放っておけば。
どんな建造物も風になる。
様々な事実が重なった歴史も。
忘れられていく、風になる。
ただの気象現象だけど。
僕達にはどうにもできない。
風に変わっていく、何かをどうにかできない。
そんな無力な僕達じゃ。
地球にとって悪いもの。
それをつくれそうにないね。
テツガクちゃん
できそうにありません。
例えば、核兵器です。
それを使えば、生物の危機は訪れるのでしょう。
しかし、それが、本当に地球の危機になるのか。
それは、わかりません。
なぜなら、地球を壊せるだけのもの。
それがつくれる、ということは。
その逆のものだって、つくれるはずですから。
何もないところから。
水素と酸素を生み出し。
結合させ水をつくったり。
何も食べずに、炭素の体をつくったり。
結合させ水をつくったり。
何も食べずに、炭素の体をつくったり。
そういう力で。
地球から消えてしまったもの。
それを生み出せるはずです。
肯定
絶滅してしまった動物を蘇らせたりね。
でも、そもそも。
その動物が本当にいたのか。
それすらも、わからないけどさ。
まあ、そんなことはトタン屋根の上に。
破壊と創造。
それは一対の間柄。
過去が存在しなければ、未来も存在せず。
右がなければ、左もなく。
善がなければ、悪もない。
破壊する力だけはつくれて。
創造する力はつくれない。
そういう不可思議さ。
それは、不思議とない気がする。
ガクちゃんも同じかな?
テツガクちゃん
同じです!
私達、人間は、地球にとって。
善でもなければ、悪でもない。
それくらいの存在だと思います。
いつかは、風になっていく、その一部だと。
ですが、私が感じたこと。
もし、それが誤りであれば……。
それは、人類にとって大きな希望です。
なぜなら、無から何かをつくりだす。
その可能性もあるということですから。
知らない惑星。
それを地球と同じ環境に変えてしまう。
そんな映画のような事だって、できるのでしょう。
宇宙で生きていくには。
自分達で水素や酸素に炭素。
それらを生み出し、配分も管理する。
そんな力と術が必要ですから。
それが、できるというのなら。
きっと、今、私が感じていたことは。
覚えが錯じった、誤った錯覚なのでしょう。
しかし……。
例え、誤りだとしても。
地球のために、何かしたい。
そんなステキなこと。
それを本心から思えるのなら。
それと同じように。
人間、人類のために、何かしたい。
その願いを叶えること。
それが、結果的には。
地球にとっても、いいのかもしれません。
地球にとっても、いいのかもしれません。
大きな地球をどうこうする、その前に。
同じ人との間に、まだやっていない宿題。
それが、積み重なり歪んでいる気がします。
それを解いてからでも。
地球の問題は遅くないでしょう。
というより……身近な問題が解けないと。
誰にも何も説けません。
ですから、身近な一歩から。
いつか、誰かに説けるように。
あなたはどう思いますか?
地球にとって私達、人間は。
それほど、驚異的な存在でしょうか?
その答えは、私にはわかりませんが。
人間にとって、同じ人間が。
最も驚き異なる、驚異的な存在で。
最も驚き異なる、驚異的な存在で。
それ以上でもなければ、それ以下でもない。
善でもなく、悪でもない。
善でもなく、悪でもない。
そんな面白い存在だと、私は思っています。
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