2017年5月3日水曜日

お勧め映画 第3回目『スナッチ』


 個人的お勧め映画。
 今回は『スナッチ』です。
 『シャーロック・ホームズ』や『キング・アーサー 聖剣無双』の監督。ガイ・リッチー監督の映画です。

 この映画の簡単な内容です。

 ロンドンで裏ボクシングのプロモーターをしているターキッシュとトミー。二人は古くなったトレーラーを買い換えようとして、ミッキーと出会う。彼のボクシングセンスを買いスカウトする。しかし、それが結果的に業界のボス、ブリックトップに借りを作ってしまうことになる。なんとか彼に借りを返さないといけない。
 一方、ダイヤ強盗を終え、ロンドンに立ち寄ったフランキー。彼のダイヤを狙うロシア人と黒人。
  様々の人の思惑が交錯する中、なぜかターキッシュとトミーの元にダイヤが……さて、どうしたものか。
 こんな感じの群像劇の話になっています。


 個人的、お勧めポイント

1、ユニークな登場人物によるスーパー群像劇
2、映像のかっこよさ
3、ブラックユーモア



1、ユニークな登場人物によるスーパー群像劇
 この映画に出てくる登場人物はみんな個性的で凄く面白いです。
 やたらドイツ兵を気にするターキッシュ。
 情報を鵜呑みにしてしまうトミー。
 何を考えているかわからないミッキー。
 最強すぎるロシア人、ボリス・"ザ・ブレイド"。名前からして只者じゃない。
 それに匹敵するくらい強い"ブレット・トゥース"・トニー。歯で銃弾を受け止めた男です。愛銃はデザートイーグル。もう只者じゃない。
 他にも個性が強い人物がいっぱいです。
 ターキッシュを演じるのはジェイソン・ステイサムさん。ミッキーを演じているのはブラッド・ピットさんです。俳優さんも豪華です。

 そして、その人物によるスーパー群像劇。面白くないわけがない。
 ターキッシュ達の出来事とダイヤを巡る出来事は、一見バラバラのピースのようですが、それがなぜ冒頭でターキッシュ達の元にダイヤがあるのか、最後にはわかります。

 そのストーリーが凄く精度が高く面白いです。

 それから、こんなことを言ったら失礼だと思いますが、この映画そこまで制作費がかかってないと思うのですが、素晴らしいストーリー展開で楽しめます。
 個人的にお金がなくても面白い映画は作れるんだ、と思える作品でした。(もし、もの凄くかかっていたらごめんなさい)

 
  
2、映像のかっこよさ

 ガイ・リッチー監督の映像はいつもかっこよく見えます。
 是非、『キング・アーサー 聖剣無双』の予告を見てもらえば……スローの使い方とか、とても素晴らしいと思います。
 その監督の凄さがこのスナッチにもちゃんと現れています。
 デザートイーグルで大暴れする"ブレット・トゥース"・トニーが凄くかっこいい。
 

 そして、スナッチのOPの映像は、アニメ、バッカーノやデュラララのOPに影響を与えた。と、勝手に私は思っています。


3、ブラックユーモア
 これがこの作品の最大の武器だと思います。
 逆にちょっと下品というか、グロテスクなものが苦手な方にはお勧めできません。


 一部の会話シーンなんですが、個人的にはお気に入りのやり取りの一つです。(他にもたくさんあります。映画全部の台詞にブラックユーモアが入ってますね)
 「ロンドンだ」
 「ロンドン?」
 「そうだ、ロンドンだ!!」
 「ロンドン?」
 「そうだよ、フィッシュアンドチップスに紅茶、まずい料理にメリーポピンズのロンドンだ!!」

 という感じの台詞。ロンドンを褒めてるのか、貶してるのか? こんな感じの台詞がよく出ます。これをイギリス出身のガイ・リッチー監督が言わせているんです。


最後に
 スナッチは若干グロテスクで、下品なシーンもあるかもしれませんが、そういうのが気にならない方で、スピーディーでかっこいい映像の群像劇を観てみたい、という方にはお勧めです。

 たくさんの人物が出てきますが、個性が強い人物が多いので、誰が誰? とは、なりにくいと思います。

 ブラックユーモアが個人的には最高にお勧めで、どうしても笑ってしまうのです。
 なんで、そこでそうなるの!? という驚き+笑いが多い映画です。

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グリフィン理論

  いつだって10月だし11月だし3月なんだ。  このグリフィンさんの教えは贈り物。  誰だってジェイソン・ボーンだしジェームズ・エドワーズ。  ロバート・アンジャーでローン・レンジャー。  そして、ネオでもある……忘れているだけで。