2017年6月2日金曜日
お勧め映画 第7回目『フライトプラン』※若干ネタバレあり
個人的お勧め映画
今回は『フライトプラン』です。
突然の事故で夫を亡くした航空機設計士のカイルと6歳の娘・ジュリアは、ベルリンから自宅のあるニューヨークへ飛行機で向かう。
その飛行機の中で、娘のジュリアが消えてしまう。
乗客は「娘には気づかなかった」と答え、乗務員も協力的ではない。
そんな状況で『娘を探す』という物語の映画です。
個人的お勧めポイント
1、カイルを演じるジョディ・フォスターさんの演技が最高
2、航空機設計士という設定がいい
3、どんどんマイナスな方向へ進む展開(※これが若干ネタバレ)
1、カイルを演じるジョディ・フォスターさんの演技が最高
とにかく、この映画の一番のお勧めはコレです!!
カイルの夫を失った辛く悲しい心境が、表情などからもの凄く伝わってきます。それでも一人で娘を守らないといけない、という残された母親としての想いも感じられます。
空港で娘がちょっと目を離した隙にいなくなってしまうシーンの台詞では、
「死ぬほど心配……凄く心配したんだから!!」
という感じの台詞があります。
『死ぬほど』という言葉を言い直すところに、娘を一人にしたくない、という気持ちが感じられます。
その大切な娘が、ちょっと寝てる間にいなくなり、それを知ったカイルが『夫を失い、娘まで失うわけにはいかない』という感じで必死に探す姿に圧倒されます。本当にこれが見所です!!
2、航空機設計士という設定がいい
カイルは航空機設計士ということで、飛行機に詳しいです。
だから、ここから入れば、ここに出る。この通路は子供も入れる。逆にここは子供は無理、と言った感じで飛行機を見ています。
普通の職の人より航空機設計士飛行機という職のほうが、飛行機という舞台ではできることが多いです。
逆に、いやいやそこまでしますか!? ということもするカイルなのですが。そこは娘のために必死なんです。
3、どんどんマイナスな方向へ進む展開(※これが若干ネタバレ)
ここも上手いな、と思います。
最初、飛行機の中の人達には、カイルの娘に対して、『見てないよ』程度の認識だったものが、徐々に『娘はいない』という証拠が出てきます。
名簿に名前がない、搭乗券がない、娘さんは夫と一緒に亡くなった、などの情報です。
カイル自身が夫を亡くし、精神状態が不安定で、時にそういう行動を取るために『これ、本当は娘なんかいないんじゃないか?』と観てる側も思えるような作りになってます。
最後に
この映画はとにかくジョディ・フォスターさんの演技が凄い映画です。娘がいるのか、いないのか? よりもまずジョディ・フォスターさんの演技です。
そして、航空機設計士としていろんな知識を披露するので、それも面白いです。
例えば、
映画の中のルールでは、『名簿に不備があった場合はテロの恐れもあるためにしっかりと確認をしない』といけない。
このルールを利用して、カイルは娘を徹底的に探すように要求します。(娘の名前が名簿にない、と聞いた時に要求します)
それから、カイルは必死に行動するため、他のお客さんに迷惑をかけるシーンが度々あるのですが。
その中でアラブ系の人に絡むシーンがあり、彼はその後無実だとわかるのですが、カイルが謝罪することはなく、ラストでも彼と目が合うのですが、そこでも何もなし。
別に謝罪しないといけないわけではありませんが、ちょっとアラブ系の彼が可愛そうに見えます。
しかし、ここも大事な部分で、きっと今はアラブ系、ってだけで飛行機の中で何かあると怪しまれる、というのを表現しているのかもしれません。
こんな感じで、ジョディ・フォスターの演技と、どんどんマイナスな方向へ進む展開、それに立ち向かうカイル。
たまに出る、飛行機の中にはこんなルールがあります、という雑学もありで、お勧めな映画です。
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この国に氷菓があったのだから。 当然、邪神天照だっているのだろう。 だから、賢者の石だって分霊箱だって。 なんだってあるのだろう。 ココをどこだと? 在りもしない欺瞞の蓬莱島だぜ?
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無神論者ですら悪霊は信じる。 人は悪霊なら簡単に信じる。 ITはどこにでもいるから、排水溝とか。 という事は――嘆きの天使だっているわけで。 神の前にその悪霊は現れる、邪神天照の前にも――。
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人は誰も思い込んでも決めつけてもいない。 ただ、ぼんやりと思い、うっかりと決めている。 もし、本当の本当に。 思い込み、決めつけられるのなら――。 きっと、竹槍で零戦を墜とせるさ。
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