肯定
これで一応ラストだね。(今度追加があるかもしれませんが)
思考が、『フォース同様に同化して死後にも残る』ということだけどね。
テツガクちゃん
この証明が一番、難しいんじゃないですか?
肯定
いえいえ、それはとても簡単なことだよ。
それは『なぜこの世界では、今も昔のモノが存在できているのか?』といことだよ。
テツガクちゃん
それは、特に不思議なことでもないような気がしますが?
いいものはいい。それは今も変わらない。
肯定
そうだね。でも、ちょっと考えてみよう。
音楽は、今もどんどん作られる。いいものがね。
その中で、なぜ今も『歓喜の歌』などは存在しているのか?
普通なら新しい物で埋もれて、消え去ってしまうだろう。
事実、消えていった音楽もあると思う。
それは『いいものはいい』ということかもしれない。
でも、それを突き詰めると、今でも通じる『思考』がそこにあるからじゃないかな?
歓喜の歌などの思考は理解しやすいから、今の時代でも残っている。
そう、込められた思考が、理解されやすく強いものなら、その思考が込められた作品はどこまでも続く。
作者が亡くなっても、作者の思考は消えない。
テツガクちゃん
なるほど、それなら『作者の思考が作品に同化し、残り続ける可能性もある』とできますね。
肯定
そう、これは僕にとって救いなんだ。
例えば、
身近な視点に移すと、親族が亡くなったとする。
その時、亡くなった方の残したモノ。歌でも絵でも手紙でもなんでもいい。そこにその人の思考があり、その思考に気づけることができれば、この感覚はよくわかると思う。
僕もそれなりに失ったからね。
でも、スター・ウォーズと僕が失ったモノと、僕が見えてるモノの証明。
これらのお蔭で、第七感『思考』を考えることができたよ。
テツガクちゃん
……?
肯定さんは何が見えてるんですか?
肯定
僕にはたまにだけど、作品のイメージが見えることがある。
ジュラシック・パークのBGMから映画の内容をイメージするように。
それは、僕にはありありとあるんだけど、なかなか認めてもらえないんだよ。
『感受性が強いんだね』と済まされちゃう。
それが嫌で、『これだよ!! はっきりとあるじゃない? 見えないの?』と言うのを証明したかった。
そこで自分なりに考えたのが、七感『思考』だったんだよね。
ほら、ちゃんと作り手の思考がここにあるから、これは素晴らしいんだよ、と言えるじゃない?
テツガクちゃん なるほど、それなら具体的で、誰でもわかりますね。
そこに思考が宿るから、それは素晴らしい、と私は思う。あなたにはその思考が見えないの? と自分が見えてるものを相手に伝えることができますね。
感受性は、感性という曖昧なものですからね……。
肯定
そうなんだよ。
僕じゃなくて、本物の哲学皇帝マルクス・アウレリウスさんが残した言葉。
「我々の人生は、我々の思考によってつくられる」
というのがあるんだけど、僕も本当にそう思うよ。
『思考』こそが大事なもので、それが欠けた感覚なんておかしい。(今の五感は)
それと、スターウォーズの「フォース(思考)と共にあれ」という台詞が僕は好きなんだよね。
本当の意味は、『神のご加護を』という意味合いなのはわかっているけど、僕は「思考と共にあれ、それが人間と言うものだ」と言ってる気がする……。
今回は長いシリーズにお付き合いいただき、ありがとうございました。
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それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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