2017年9月15日金曜日
お勧め映画 第26回目『運命のボタン』
個人的お勧め映画。
今回は『運命のボタン』です。
この映画の簡単な内容です。
クリスマスが近い日の早朝にノーマの元に箱が届く。この箱がノーマの家族の運命を変える。こんな感じの内容です。
個人的お勧めポイント
1、謎のボタンがついた箱
2、ノーマ・ルイスを演じるキャメロン・ディアスさん
3、巨大な陰謀
1、謎のボタンがついた箱
ノーマの家族の元に届いたボタンがついた謎の箱と手紙。手紙には「夕方に御伺いします」という書かれている。
その日の夕方、顔の左半面に傷を持ったスチュワードという男性が現れる。彼はその箱のことを説明する。
「このボタンを押せば100万ドルを手にすることができる。しかし、世界のどこかに住んでいる他人が死ぬことになる。それはあなたの知らない人」と彼は言う。
この映画は、人は大金を手にするために、そのボタンを押すのか? という部分がメインになっています。
箱のボタンを押す、という簡単なアクションで、自分が全く知らない他人が死ぬ。代わりに自分が大金を得ることができる、となれば押しやすい。更に、そもそもこの箱のシステムが本当なのかもわからない。
こうなると、人は好奇心から押したくなるでしょう。
押したら本当に大金をもらえるのか? 知らない人が本当に死ぬのか? これは何かのドッキリじゃないのか? という好奇心です。それを上手くついています。
もし、あなたならボタンを押しますか?
2、ノーマ・ルイスを演じるキャメロン・ディアスさん
ノーマ・ルイスを演じるのは、キャメロン・ディアスさんです。もうもの凄く美人で綺麗ですよね!!
私は『マスク』で初めて知りましたが、その頃から名前を覚えています。後、『メリーに首ったけ』という映画もいいんです。
本当に綺麗な人です。その魅力は本作でも十分です。
謎の箱を前に葛藤するノーマなど見所がたくさんあります。
ちょっと暗い感じの状況が多く、葛藤や追い詰められていく演技が観れます。
3、巨大な陰謀
謎の箱と関わりだしてからノーマ達家族の近くでは不思議な現象が起きます。
話してる人が急に鼻血を出したり、変な人が付き纏ったり、誰かに監視されていたり、全て偶然というわけではありません。
この箱にはとても大きな力を持った組織が関わっているようで、その組織がノーマ達を追い詰めます。
なんでもあり、というくらい大きな力を持った組織が迫ってくる感じはちょっと怖く、絶望感が凄いです。
ノーマ達の運命の出口が気になりますね。大きな組織に屈するのか? それとも何とかするのか。
最後に(ネタバレ。作品を観た人じゃないとわからない話です)
ボタンの設定はとても面白い、と思います。ボタンを押したら知らない他人が死に、大金がもらえる。そもそも、この設定すら嘘かもしれない、という状態だと、人はボタンを押したくなる、と私は思います。
『目の前で人が死ぬ』なら押さないかもしれませんが、どこかで知らない誰かが死ぬ、ということなら、それは生きていて当たり前のことなので、抵抗はないはずです。
ですから、そんな当たり前のことで、人間の利他主義を試す……というのはちょっと酷かな、と私は考えます。
私は牛肉を美味しくいただきますが、どこかで誰かが牛を殺して処理してるから、私が牛肉として食べることができる。
だけど、こんなのはけしからん!! と言われてるようで……。
生きるためじゃなく、『欲望のためだから』と言っても、貧乏な家にとって大金は贅沢じゃなくて、必要なものですからね……。
つまり、生きるために他の生命を食すのと、大金のために誰かを殺すのは、言うほど大きな違いはなく、この問題は『絶対的な利他主義ができない人間という存在がけしからん!!』 と聞こえます。
そういうことを言い出すと……他の惑星の問題に干渉して、それを裁く『大きな存在』も言うほど人間と変わらないんじゃないか? と考えられますね。
本当に人間とは違う『大いなる存在』なら、干渉して裁く、という人間らしいことはしないでしょう。
ましてや、ボタン付きの箱で人を試すことをしない、と思うのです。それをするのは人間だけ……と、そこがまた面白いですね。
『大いなる存在』と名乗るけど、もの凄く人間らしい存在、というのがです。
ネガティブな話題でしたが、陰謀が大好きな方には最高な映画だと思います。
主人公達に迫る従業員の感じがけっこう怖く、大規模な陰謀というのをよく描いています。
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