肯定
テツガクちゃん、ライバルって言葉を使うかな?
『あの人は僕のライバル』という具合に、自分ではない他人をライバルと思ったり。
テツガクちゃん
ライバルですか?
んー……すみません。私はあまり『ライバル』という概念を感じたことはありませんね。
そういう戦いの世界にいないからかもしれませんが。
肯定
そうなの?
まあ僕も、誰かをライバルと思うことは、今はないんだけどね。
子供頃は思っていましたが。
じゃあ、仲間という概念を信じる?
自分以外の誰かで、心を合わせて一緒に物事をするような感じの。
テツガクちゃん
それはあると思いますよ。
仲間、友達、親友、いろんな呼び方があると思いますが。
私と肯定さんはパートナーという『仲間』ですよね。
だから、私は仲間という概念を信じています。
肯定
そうだよね。
いや、最近いろいろ難しい問題にぶつかって、それで落ち込むことがあってね。
でも、そんな時に限って、不思議といいニュースが僕に届くんだよ。
他の人が見たら、なんてことないニュースかもしれないけど、そのニュースで語られる他人の行いを見ると、自然と『自分も頑張ろう』と希望がもらえるような。そんなニュースがね。
テツガクちゃん
落ち込んだ時に、そういうニュースが入ってくるなんてラッキーですね。
実は、肯定さんって凄い強運の持ち主なのでは?
だって、辛い時は誰かの『頑張れ』という言葉に、凹んでしまうこともありますよね?
もちろん、その言葉が嬉しくて力になることもありますが、その言葉に負けてしまったり。
だけど、『頑張れ』という言葉じゃなくて、誰かの行いから希望をもらう。そんな話題を落ち込んだ時に見つけられるのって、凄い幸運だと思います!
それから、誰かに自然と希望を与える人って凄いですよね。
語らず、行動で語る。それが希望や勇気を自然と与える。まるで寡黙なヒーローです。
肯定
そうだよね。自然と『頑張ろう』と思わせてくれる人って本当に凄い、と思う。
本当にヒーローみたいだよ。
それで、最初のライバルの話とあわせて考えると、こんなことが言えるんじゃないかな?
どんな時も戦う相手は他人ではなく自分自身。
でも、希望をくれるのは自分自身ではなく、自分以外の他人。
だから、『仲間意識』って悪くないと思うんだよね。
もちろん、気をつけないといけない部分もあるけど、本当に気をつけないといけないのはいつも自分自身。
そして、絶対に忘れちゃいけないのは、自分に希望をくれるのはいつも自分以外の誰か。
仲間って概念は、別に同じグループの人だけじゃなくて、人類という大きな視点でもいえるから、いつもより広い視野で探すとたくさんの希望を受け取れるかもしれない。
自分には注意せよ。惑星のようによく惑わすから。
一方、惑星が輝けるのは太陽という別の恒星のお蔭。
自分に惑わされないように注意しながら、星を明るくする太陽のような存在を探そう。
テツガクちゃん
なるほど、それがタイトルの『戦う相手は自分、希望をくれるのは他人』ということですね。
ところで、肯定さん、希望は人と人を繋ぐバトンのようなものかもしれませんよ?
肯定さんに希望をくれたニュースの人も、誰かから希望を受け取り今があるのかもしれません。
そして、その希望もまた誰かが渡し……という具合にたくさんの人を希望で絆(ほだ)しているのかもしれません。
そうすると希望から絆が生まれますよね?
肯定
さすが、テツガクちゃん。
たしかに、希望が人と人を繋いで、絆を生んでいるのかもしれないね。
テツガクちゃんには敵いませんな。
テツガクちゃん
いえいえ、肯定さんがいないとこういう考えにいたりませんよ。
私達は二人で『テツガク肯定』じゃないですか。大切なパートナーですよ。
ですから、肯定さんが受け取った希望を今度は私達が誰かに繋げるといいですよね。
それも出来るだけ多くの人に。
私、けっこう欲張りなんです。
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それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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