いつでも星や月はあるのに、昼にそれらは見え難いです。
周りが暗いと光はよく見えて、光の中にいるとその光は見え難くなります。
ですが、光の中でも輝く一等星のような概念がきっとあるはずです。
肯定
『深淵を覗く時、深淵もこちらを覗いている』の話題の最後で、『光の輝きを超える概念がある』と言っていたけど、あれってどんな概念?
テツガクちゃん
そうですね。
例えば、昼間に星や月は見え難いですよね。
星や月は昼間でもちゃんとあるのに、周りが明るいから目立たず見え難い。
それはデジタルイラストもそうです。
イラストの太陽が眩しく見えるのは、コントラストのお蔭です。
ただの真っ白な画面と同じ白でも、イラストのコントラストバランスによって、その白が眩しい太陽の光に見えるんです。
肯定
たしかに!
黒髪のキャラクターを描く時は、真っ黒を使わないようにするのと同じだね。
影を描かないのなら真っ黒でもいいけど、影を考慮する時はベースの黒を明るい黒に僕はしているよ。
真っ白や真っ黒に見えても、実はそれよりも暗い白や明るい黒を、純白や漆黒と思い込んでいるのかもしれないね。
テツガクちゃん
そんな感じです。
宇宙も真っ暗な空間のように思えますが、それでも光を通します。
ですが、その光すら呑み込む『ブラックホール』は、暗い宇宙の中でも、はっきりと形がわかるくらい真っ暗な闇です。
そんな深淵の闇があるのなら、光を超えた深淵の光もあるはずです。
私達が普段見ている光や闇の世界が浅瀬に見える。
そんな深淵の世界がきっとあると思います。
肯定
なるほど、それを探しに行けば限界を超えて、光や闇の先へ行けるかもしれない、ということだったんだね?
テツガクちゃん
そうです! 昼間でも見える星や月が現れるかもしれません。
光の中でも、その光を超えた輝きを放つ一等星。
それを探せば、深淵に墜ちることはない、と思います。
もし、墜ちてしまったとしても、また光を探せばいいんです。
そうすれば、井戸から抜け出せます。
這い上がることを学びながら。
光と闇を知り尽くした冒険家も素晴らしいですし、それらの限界を超え、新大陸のような新しい概念を見つける冒険家も素晴らしいです。
どちらにせよ、素敵な旅が待っています。
そのことを、なんとなく信じ続けていたいですよね。
どんな旅路になるのかは曖昧で自由だけど、素敵な旅になることは明確な運命である、と。
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それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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