2018年9月24日月曜日

光の中でも輝く光


 いつでも星や月はあるのに、昼にそれらは見え難いです。
 周りが暗いと光はよく見えて、光の中にいるとその光は見え難くなります。
 ですが、光の中でも輝く一等星のような概念がきっとあるはずです。




 



 
肯定
 『深淵を覗く時、深淵もこちらを覗いている』の話題の最後で、『光の輝きを超える概念がある』と言っていたけど、あれってどんな概念? 


テツガクちゃん
 そうですね。
 例えば、昼間に星や月は見え難いですよね。
 星や月は昼間でもちゃんとあるのに、周りが明るいから目立たず見え難い。

 それはデジタルイラストもそうです。
 イラストの太陽が眩しく見えるのは、コントラストのお蔭です。


 ただの真っ白な画面と同じ白でも、イラストのコントラストバランスによって、その白が眩しい太陽の光に見えるんです。


肯定
 たしかに!
 黒髪のキャラクターを描く時は、真っ黒を使わないようにするのと同じだね。
 影を描かないのなら真っ黒でもいいけど、影を考慮する時はベースの黒を明るい黒に僕はしているよ。
 
 真っ白や真っ黒に見えても、実はそれよりも暗い白や明るい黒を、純白や漆黒と思い込んでいるのかもしれないね。


テツガクちゃん
 そんな感じです。 
 宇宙も真っ暗な空間のように思えますが、それでも光を通します。
 ですが、その光すら呑み込む『ブラックホール』は、暗い宇宙の中でも、はっきりと形がわかるくらい真っ暗な闇です。

 そんな深淵の闇があるのなら、光を超えた深淵の光もあるはずです。
 私達が普段見ている光や闇の世界が浅瀬に見える。
 そんな深淵の世界がきっとあると思います。 


肯定
 なるほど、それを探しに行けば限界を超えて、光や闇の先へ行けるかもしれない、ということだったんだね?


テツガクちゃん
 そうです! 昼間でも見える星や月が現れるかもしれません。
 光の中でも、その光を超えた輝きを放つ一等星。
 それを探せば、深淵に墜ちることはない、と思います。

 もし、墜ちてしまったとしても、また光を探せばいいんです。
 そうすれば、井戸から抜け出せます。

 這い上がることを学びながら。
 
 光と闇を知り尽くした冒険家も素晴らしいですし、それらの限界を超え、新大陸のような新しい概念を見つける冒険家も素晴らしいです。

 どちらにせよ、素敵な旅が待っています。
 そのことを、なんとなく信じ続けていたいですよね。

 どんな旅路になるのかは曖昧で自由だけど、素敵な旅になることは明確な運命である、と。





関連の話題
それでは、また次の機会にお会いしましょう。



0 件のコメント:

コメントを投稿

砂漠でアマゾンを探している

 多くの人は砂漠でオアシスを探している。  平和ってオアシスを信じて、求めて彷徨う。   隣にアマゾンがあっても、砂漠の中で探す。  今、本当に欲しいもの、ITを忘れかけながら。  砂漠のオアシスなのか、豊かな水源があるアマゾンなのか。