拝啓
歌う不死蝶様、春の暖かさが届ける花の舞。
その舞でくしゃみが止まらない日々を過ごしています。
年々にこの足枷の重さが軽くなり、いつか春を楽しめる日がくる予感がします。
ほんの少しかゆめな私の目、その目の前に一つの分岐点が見えています。
それを見る私には様々な思いがあります。
その大半は支えられた気持ちが大きく占め、ほんの少しの驚きの気持ちがあります。
今、ここにいる。
この分岐点にたつ、この日が本当に来ることになるとは……。
私には憧れの夢がありました。
それに少しでも近づくために、ある日を境に毎日できることを続けてきました。
その日課も1年が過ぎ、三日坊主な私が1年以上続けられたことに驚いています。
時には、ゴッホさんが見た世界の影を覗きながら、続けました。
そんな私の隣には様々な支えがありました。
家族や親戚、友達をはじめ、たくさんの英雄の支えが。
そのお蔭で立ち上がることができました。
全てのはじまり。その忘れた宿題という夢の答えを持って、ゴミ箱の先の未来を目指して。
留まりたいイメージ、そんな戻りたくて帰りたいキモチのまま、何でもできるようになれる時空の中、頼りなくてぎこちない翼を信じることができました。
ありがとうございます。
あなたが歌った事に嘘は全くありませんでした。
私なりに自分の軌道で飛べました。
恐れていたあの分岐点。
ですが、不思議と昔ほど怖くありません。
きっと、隣にいる相方のお蔭だと思います。
この結果がどうであれ、私は相方と共に何かを続けるでしょう。
そこにはあなたもいて、あなたがいるフロンティアにお邪魔すると思います。
その時はよろしくお願いします。
あなたがここから羽ばたき、起こした風。
それが大きく力強い竜巻として、私の世界にあります。いえ、きっと私達の世界でしょう。
迷い、恐怖、不安、余計なものを吹き飛ばしてくれる竜巻。
そして、どこか遠くへ、新しい場所へ運ぶ風。
きっと、相方と一緒なら、その風を捉まえて何度でも飛べそうです。
素敵な贈り物をありがとうございます。
その贈り物で、あなたに『はじめまして』の挨拶をするのが、私の新しい憧れの夢のようです。
歌、素敵な贈り物、夢と……よく考えたら、いただいてばかりです。
その答えがいつもありがとうございます、というのは申し訳ありませんが、今の私にはその言葉しか見つかりません。
本当に、本当にありがとうございます。
これから、この恩への答えという謎々と向き合います。
とても難しい宿題になりそうですが、実は少し楽しみです。
それでは、また次のお手紙でお会いしましょう。
敬具
歌う不死蝶様と共に未来の夢を見る一人より
敬具
歌う不死蝶様と共に未来の夢を見る一人より
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