2019年11月13日水曜日

上昇気流に乗って、舞い上がる


 気流に乗って舞い上がる、そんな気持ちがあれば。
 たいていの壁は、乗り越えられるはずです。
 大きく見えた、あのトリックの仕組みですら簡単に。





肯定
 ガクちゃんって、上昇気流に乗って舞い上がる達人だよね。


テツガクちゃん
 私、上昇気流に乗って舞い上がっていますか!?
 自分では気づきませんでした!


肯定
 そういう感じが『綺麗に舞い上がる』という感じかな。
 僕にとってね。

 なんてことない話題という気流。
 それを上昇気流と捉え、舞い上がれるか、それとも留まるか。

 そんな気持ち、見えるかな?


テツガクちゃん
 そういう気持ちですか!

 もちろん、見えますよ!

 肯定さんは奇術師ですからね。
 時々、ビックリする景色を見せるので、一瞬気づかないこともあるんです。
 ですが、ちゃんと見えていますよ。
 霧の中に隠れたステキな都が。


肯定
 霧の都……。
 それで思い出したんだけど、推理小説などで使われる『叙述トリック』って知ってる?

 例えば。
 佐藤とは野球をする仲だった。
 その佐藤が王妃になるとは……。

 というやつ。


テツガクちゃん 

 なるほど。
 野球をする活発な男性という印象が、実は女性だった、という見せ方の一つですね!


肯定
 そうなんだ。
 僕にとって、『叙述トリック』は演出のひとつ。

 海の色を青と表現するのか、蒼と表現するのか。
 蒼って色はさ、多くの人には緑にも見えるはずだよ。
 信号機のアオとか、カリブ海のアオとかさ。

 僕達の印象とは違う事実もある。
 それを上手く演出する選択肢の一つが、『叙述トリック』のような気がする。


テツガクちゃん
 そう考えると、ちょっとしたことでも『叙述トリック』になりそうですね!

 越後屋さん、『お菓子』をいただけますか?


肯定
 それもそうだね。
 お代官様と越後屋さんの間にある『お菓子』と、僕達が想像する『お菓子』。
 その形は少し違うのかもしれない。
 同じ『当たり前』だけど、それぞれが違う『当たり前』を持っている。

 それを上手く活用できれば、『叙述トリック』だと僕は考えていて。

 意外とそんなものだと、ハードルを下げることが出来れば、どんなことでも挑戦できる。

 それは違う、こうじゃないといけない、間違っている。

 それらの留力に従えば、なかなか舞い上がれない。

 だけど、なんてことない話題や考えを上手く活用して、その上昇気流に乗れば、どこまでも舞い上がれる。
 
 大きな球体も小さな球体も、最初の接点はその名の通り小さな点。
 大きくありたくても、球体である以上は全て点。
 その原点を捉えることが出来れば、ホームランは打てる。

 形はその後でも、いいのかもしれない。
 まず、原点を捉えてホームランを打ってみる。

 そうすれば、何点か入るでしょう。

 例え、目の前の投手が大きなボールを投げていても。

 それを恐れる必要はありません。
 ボールを捉える接点は、全て小さな原点ですから。
 
 だから、一発狙ってください。

 三冠王であり、旅人であり、物語を描く作家。
 そんな未来の英雄さん。

 
 今もどこからか、風が吹いています。
 この気流に、あなたは乗れますか?








それでは、また次の機会にお会いしましょう。







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無関心は希望

 好きの反対は無関心。  そんなたわ言、誰が言ったのか知らないが。   今の私からすれば無関心は希望。  今まで気づけなかった、その未知は。  愛しの故郷、待ちきれない今は夢の今。