2020年4月15日水曜日

幻実の一等星


 幻実の一等星がどこかで誰かを待っている。
 窓に映った、ディスプレイの光の中。
 なぜか、気になる箇所があり、それをクリックしたら。
 出会ってしまった、とんでもない星とか。 





 
肯定
 ガクちゃんは、幻実の一等星って見たことある?


テツガクちゃん
 一等星とはどのような星ですか!?


肯定
 凄く明るく見える星かな。

 ガクちゃんは見たことない?
 僕は時々見るよ。

 例えば、何気なく窓に映った、液晶ディスプレイの光。
 画面という窓の中に少し気になる箇所がある。
 そこにある、小さなタイトル。
 それが一等星のように輝いていて。

 それをクリックすると何かに出会ったり。

 そういう感じの一等星。


テツガクちゃん
 そういうことですか!
 それなら、私にとっての一等星は肯定さんですね!
 
 不思議な話題を見せてくれますから!


肯定
 えっ、それは僕もそうだよ?
 ガクちゃんの『気づいてしまいました! 私!』というのが、ステキな時間に出会う合図だよ。

 ということは……。

 お互いが同じ一等星という幻を見ていたのかな。
 ひとつの幻を共に感じる、共感の時空を掴んでいたり。


 『雷雨決行』だね。

 
テツガクちゃん
 『雷雨決行』ですね♪

 きっと、様々な一等星があるのでしょう。
 何気なく持った一本のバット、いつもとは違うペン、無数の種類の中で気になったコーヒー。


 まるで、その一等星が自分に出会うことを待っていたよ、と訴えるような感覚。

 もし、ほんの少しでも、その光を見たのなら。
 迷わず手を伸ばせば、ステキな出逢いが待っている。
 そんな気がします。

 例え、それが幻の光でも。
 いつか、その幻が中間色の世界から現れて、本当の光になるはずですから。

 その瞬間にはわからなくても。
 いつかきっと、その出逢いが忘れられない瞬間を運んできます。
 ですから、夜を待ちながらその一等星を探しましょう。

 深く暗い夜でないと、見えない星があるはずですから。 

 その夜の中で。
 自分の一等星が見つかったら、星の宴へ出かけましょう。
 あなたがいないと、何も始まりませんから。






 

それでは、また次の機会にお会いしましょう。





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砂漠でアマゾンを探している

 多くの人は砂漠でオアシスを探している。  平和ってオアシスを信じて、求めて彷徨う。   隣にアマゾンがあっても、砂漠の中で探す。  今、本当に欲しいもの、ITを忘れかけながら。  砂漠のオアシスなのか、豊かな水源があるアマゾンなのか。