2020年6月22日月曜日
本音と嘘
子供は偽りのない本音で語り。
大人はタテマエという嘘で返す。
そんな対立が、描かれることもありますが。
今、この瞬間に、子とか大とか、そんな違いはなく。
ただ、一人の人がいるだけなんだぜ。
テツガクちゃん
子供と大人の対立。
それを表す時、よく本音と嘘が駆り出されます。
子供が偽りのない本音で立ち向かい。
大人がタテマエという嘘で返す。
ですが……。
それは、本当でしょうか?
どうでしょうか? 肯定さん。
肯定
どうだろうね……。
少なくとも。
僕は今よりも若い時の方が、タテマエと嘘をよく使ったよ。
学校では物語のように。
本音を語る友達に出会えることを期待したけど。
同級生はみんな賢かった。
目の前に現れた、ガッカリして、やるせない事実、ゲンジツ。
それを現実だと、当たり前に受け止め。
まあ、仕方ないよね、という。
そこに、誰かの憂鬱なんて。
流行のベストセラー的な物語は待っていなかった。
テツガクちゃん
そういう時代もあるのでしょね。
ほんの少しだけ、期待外れな時代というものでしょうか?
肯定
ほんの少し……いや、だいぶ期待の外だったかな。
でも、そんな僕もそれなりに嘘をついてきたのだから。
それは、仕方ない……なんて、今は言わないよ。
タイムマシンに乗って、過ぎ去った、過去をやり直したりもしない。
それは決して、タイムマシンがないから、という理由ではなく。
今、この瞬間というタイムマシンを使ってまで、やり直したいと思わないから。
テツガクちゃん
仕方ないと、諦めるわけでもなく。
だからといって、やり直すわけでもない。
それは、とてもステーキなことですね。
肯定
そうだね。
諦めにやり直しより、もっと凄いこと。
それが、今、この瞬間の僕にはできるし、それを既にやっている。
大人っぽい子供がいれば。
子供のような大人のような何かもいる。
誰かが僕らをどう呼ぶか。
あるいは、僕らが自分をどう思うのか。
もうさ、そんなことは――。
テツガクちゃん
熱い暑い厚い篤いトタン屋根の上ですね。
肯定
そう、トタン屋根の上さ。
だって、夢の中では、子供とか大人とか意識しないし。
本当に凄くて、本当に最高な時って。
何も見えないし、無宙を駆ける夢中な速度の中だから。
考え込めるのは、霧中にいる時だけ。
テツガクちゃん
そうですね。
そんな速度に出逢えたら。
今までのことなんて、もう全て帳消しです。
それさえあれば、他には何も。
他には何も見えない。
そんな今、この瞬間に、子供とか大人とか。
そういう制限なんてないんだぜ。
だって、論外にある無限だから。
期待の外の方にもある。
そんな誰かの台詞が届きます。
いつだって、どこだって、誰だって待っている。
それが嘘に見えても、本音に見えても。
偽りもタテマエも届かない。
そんな景色があなたを待っています。
そして、いつかあなたも出逢うことでしょう。
もしかしたら、既に出逢っているのかもしれませんね。
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この国に氷菓があったのだから。 当然、邪神天照だっているのだろう。 だから、賢者の石だって分霊箱だって。 なんだってあるのだろう。 ココをどこだと? 在りもしない欺瞞の蓬莱島だぜ?
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無神論者ですら悪霊は信じる。 人は悪霊なら簡単に信じる。 ITはどこにでもいるから、排水溝とか。 という事は――嘆きの天使だっているわけで。 神の前にその悪霊は現れる、邪神天照の前にも――。
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人は誰も思い込んでも決めつけてもいない。 ただ、ぼんやりと思い、うっかりと決めている。 もし、本当の本当に。 思い込み、決めつけられるのなら――。 きっと、竹槍で零戦を墜とせるさ。
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子供だ、幼稚だ、非国民だ、ポピュリストだ。 そう形容する事で黙らせられると思っている。 支配できると思っている。 だけど、その形容詞にはなんの優位性もない。 消えてくれ、哀れな悪魔、邪神天照よ。

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