きっと、ロックンロールは炭酸の泡のような幻。
もし、ロックンロールが見えないのなら。
そこに何も感じないのであれば。
それは、とてもいいことだと思う。
見えたり、聴こえたり、感じてはならぬ幽霊の正体見たり……。
肯定
音楽のロックンロールってさ。
怒りとか不満が見せる。
そんな幻なのかもしれない。
最近、そんなことを思うようになったよ。
テツガクちゃん
怒りや不満ですか……。
はっ、ということは。
今、この瞬間の肯定さんにも。
怒りや不満があるということですか!?
肯定
もちろん、ありますとも。
怒りもあるし、不満だってね。
思い通りに絵が描けないな。
思い通りに物事が進まないな。
とかさ。
でも、安心して。
ガクちゃんと一緒にいられる。
そんな大きな幸せがあるから。
それから、このロックンロールですよ。
怒りや不満というお菓子。
それに合う飲み物は、ロックンロールという炭酸飲料。
これは、最高の組み合わせなんだ。
テツガクちゃん
そうなんですか!?
私も今度、怒りや不満をいっぱい集めてみます!
ロックンロールというステキな炭酸飲料。
そんな感じに聴こえる、音楽の味を楽しむために。
肯定
いやいや、そんなにたくさん集めないで!
なるべく小さなものを、たまに集めて。
イライラして、落ち込んで。
不安な深淵に沈んだ時に見える景色。
それが、音楽のロックンロールという幻かもしれない。
気が狂いそうで。
叫ばないと、やりきれない心の情じゃないと。
届かない、気持ちの奥深く。
そんな炭酸の泡のような幻。
音楽のロックンロール。
僕もそれなりの怒りや不満と不安。
それらで気が狂いそうで。
叫びたくなるような気持ちの欠片をポケットにしまって。
隣にいる、相方と共に旅を続けています。
あなたはどうでしょうか?
もし、ロックンロールが見えないのなら。
何も感じないのであれば。
それは、とてもいいことだと思います。
見えたり、聴こえたり、感じたり。
とり憑かれてはならぬ、幽霊の正体みたり。
ロックンロール。
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