最近の人は言われないと何もできない。
だけど、君達が勝手にする、それは迷惑なんだ。
そう嘯くMr.世間様は忘れている。
洗脳のスタートライン、絵本を描きかえることを。
自分の欲望を満たす、泥人形が欲しいのなら。
まず、そこからだ。
否定
遠い昔、寝る前に読んでもらった絵本。
お茶の時間にきた虎。
その話を聞いて。
私もいつか、出会った動物には。
親切にしようと思った。
お茶にクッキー。
まあ、それらは置いといて。
食べられるものをわけてあげようと。
幸いなことに、動物は私を見れば。
逃げていったので。
そんな瞬間は来なかった。
だけど、それでよかった。
フィロソフィー
それで、よかったのですか？
虎とするお茶会も楽しそうですよ？
否定
だね、凄く楽しそう。
でも、今、液晶から伝わる。
おとぎ話はこう言うよ。
動物に餌付けをしてはならぬってさ。
学校でも。
きつねの恩返しを教わったけど。
今じゃ、きつねには触れぬなってさ。
あべこべだよ。
フィロソフィー
あべこべですね。
昔、聞いた話と。
今、伝わる話と。
出鱈目は教科書の上で踊る。
そう思っていましたが。
液晶の中でも泳げるのかもしれません。
否定
いや、それこそが。
真実なのかもしれないぜ。
つまるところ。
何もするな、ということだろう？
勝手に動物に親切をしようとして。
勝手に動物が、かわいそうって思って。
勝手に動物に食べ物をあげるなよ。
最近の人は、言われないと何もできない。
だけど、勝手に何かするのは辞めろ、迷惑なんだ。
何が迷惑か、それがわからないなんて、粛清だな。
このMr.世間様が言ってることだけが正しくて。
お前がすることは、全て迷惑なのさ。
わかったら、秘密結社『SYAKAI』のために。
何も考えず、何も為さず、ただ従え。
簡単だろ？
フィロソフィー
ちょっと待ってください！
それなら、絵本や教科書を描きかえる。
その必要があると思います。
お茶の時間に来た虎。
その虎を無視し続ける話にかえて。
恩返しに来たきつね。
それも無視し続ける話にかえて。
スポーツのルール。
それも、かえた方がいいのかもしれませんね。
否定
名案だね、ソフィー。
並んでいる、9人の頭にボールをぶけてやれ。
待ったなし、問答無用、160マイル。
これは戦い争う戦争なんだ。
相手の戦力を一人でも多く。
棺桶に送った者が勝ちさ。
これなら、簡単だろう。
一人じゃ犯罪者。
隣にゼロが並べば、英雄だ。
やさしさってのは心がないものさ。
人ってのは予測がつかないものさ。
勝手に心ないことをして。
迷惑をかけ続けてしまうのが。
人の当たり前に然り、当然で。
だから、不可思議で面白い。
そんな当たり前を粛清したいのなら。
絵本や教科書も描きかえて。
始まりの皇帝が、永眠のベッドルームに並べた。
泥人形の兵士を量産する工場を建設しな。
Mr.世間様の寂しさ。
それを誤魔化すには。
これ以上にない適任だろうが。
文句など欠片もないほどに。
やってみなくちゃ、わからない！
その台詞は人気者だけど。
いつだって、返し言葉は。
迷惑なんだよ、それは。
それなら。
絵本から描きかえな。
そこが、洗脳のスタートラインだろうが。
まさか、あなたは。
虎とお茶会をしていないですよね？
お茶にクッキーを与えたり。
もし、それをしてしまったら……。
私は好きですよ。
そのあなたの純粋な心ないやさしさが。
できることなら、それは大切に。
嘯いてる、Mr.世間や。
秘密結社『SYAKAI』に。
譲らずに貫いて。
衰退して、滅亡して、灰になる。
廃棄されたゴミよりも。
永遠へ繋がる、今のように。
手放さずに。
きっと、あなたなら。
それも、わかっていますよね？
それでは、また次の機会にお会いしましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿