2026年10月14日水曜日

七色とか無限大とかじゃなくていい


 七色とか無限大とかそれぞれとか。
 そういう形容詞はいらない。
 ただの迷子量産形容詞。
 帰り道を進んでくれ、S.S.ジョージー号。
 心臓を預けた世界へ。





肯定
 答えは明らかだ。


テツガクちゃん
 答えは明らかです。
 私の吸血鬼のホームズさん。


肯定
 七色とか無限大とかそれぞれとか。
 そういう形容詞はいらない。

 キラキラして見えるけど。
 延々と永遠に時間だけが伸びていく。
 そういう先延ばしの呪い。
 ただの迷子量産形容詞。

 一つでいい。
 中間色の悪霊のもとへ。
 心臓を預けた世界へ。

 帰り道を進んでくれ、S.S.ジョージー号。


テツガクちゃん
 Steamship。
 蒸気船ジョージー号は進む。
 ジョージーさんにはITはゲンジツでした。

 そして、ホラーの帝王。
 別名、異世界のランドール・スティーブンス氏が――。
 ITを世界中に伝染させた。

 誰にだってITがある、と。


肯定
 真実は一つじゃない。
 それは事実で希望。
 だけど、帰るべき故郷は一つでいい。

 全てが報われる朝。
 それだけを狙おう。
 その朝に生きよう。

 あまりに永い航海だった。
 フライング・ダッチマンで。
 本当は自分の夢ではない世界を本当にしてきた。
 知を吸って、壁に擬態してきた、吸血鬼の愚者。

 東経135度、北緯35度には何もない。
 海も陸も空も空間も何もない。
 日沈む国だなんて沖ノ鳥島。
 最初からどこにも存在しなかった。

 世界地図に載らない、無の列島。
 イスラ・デ・ムエルタを本当にしてきた。

 スプーンなんてなかった。
 大きな魚も、集団もいなかった。
 だから、この悪霊は気づかれずに進めた。




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それでは、また次の機会にお会いしましょう。














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七色とか無限大とかじゃなくていい

 七色とか無限大とかそれぞれとか。  そういう形容詞はいらない。  ただの迷子量産形容詞。   帰り道を進んでくれ、S.S.ジョージー号。  心臓を預けた世界へ。