これは単純ではない。もっと複雑なんだ。
そう、北の暗殺者の顔した詐欺師が嘯く。
それから、あーだ、こーだ、そーだ、どーだ。
そう複雑さを説いて、積み重ねていくけど。
その間も、何かに確実に近づいているのは。
誰もが知っている、単純な当たり前。
複雑な氷は複雑では溶けない。
テツガクちゃん
複雑な事実。
それを複雑な考えにかけても。
その複雑さは解けず、複雑なまま。
きっと、誰もが知っている。
当たり前に然り、当然なこと。
単純な事実。
それを単純な考えにかけても。
その単純さは解けず、単純なまま。
これも誰もが知っている。
当たり前に然り、当然なこと。
それなのに。
これは単純ではない。
もっと、複雑なんだ。
そう、説くのは。
いったい、どんな冗談なのでしょうか？
目の前の事実を複雑に変え。
さらに、それを解決しようと。
様々な複雑さを積み重ねる。
目の前の事実を複雑に変え。
さらに、それを解決しようと。
様々な複雑さを積み重ねる。
随分と面白い冗談ですが。
もう、それには、飽きてしまいました！ 私！
肯定
たしかに、とんだ古さが響く冗談だね。
いつだって、どんな時だって。
複雑を解けるのは単純だけ。
単純を解けるのは複雑だけ。
人よりも複雑な何かが現れても。
より複雑なその何かですら。
人の複雑さは解けないと謳う。
人は複雑だ。
世界は複雑だ。
複雑さを謳う、詐欺師の霧を解けるのは。
誰もが知っている、単純なことだけ。
その呪文、ガクちゃんは知っている？
テツガクちゃん
きっと、私は知りません。
何もわかりませんから。
ですが、そう単純に正直に答えられる。
この気持ちが、次の一歩へ踏み出せる。
そんな秘密だということには、気づいています。
肯定
最高な秘密だね。
あーで、こーで、そーで、どーで。
様々なものを複雑に積み重ね、複雑さを歪めても。
何もわかりやしない。
わからないことがある。
だからこそ、進む。
そう、単純に答えられたら。
また新しい複雑に出会うだろう。
テツガクちゃん
きっと、出会うのでしょう！
詐欺師が謳う、複雑さ。
それは、最初からそれを解くつもりなどなく。
ただただ、いたずらに複雑さを積み重ね、歪めているだけ。
それに飽きたら、目の前にある二つ景色。
複雑が見えたのであれば、単純を手に。
単純が見えたのであれば、複雑を手に。
それが、その先へ、一歩踏み出す秘密だと。
誰もが本当は知っているけど、ただ怠惰に留まりたい。
そんなStayしがちなイメージも。
愛しく、常識はずれな本音があれば。
どんな色にも染まります。
決行の合図が聞こえたら。
飛び出してみましょう。
光は思っているほど単純ではなく、複雑な輝き。
闇は思っているほど複雑ではなく、単純な影。
あなたなら、それらを理解して、上手く操れるでしょう。
それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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