抑止力なんて幻想があるのなら。
きっと、この世に犯罪なんてものはない。
豚小屋の王子が定めた、立派な律令という。
古典的な抑止力があるのだから。
しかし、現在、広がる事実は……。
否定
もし、この世に。
抑止力なんて幻想があれば。
きっと、犯罪なんて起こらない。
律令という。
忌々しい豚小屋の王子が定めた。
穴だらけの立派なチーズがあるのだから。
フィロソフィー
今となっては。
豚小屋の王子も覚えていられないほど。
ブクブク肥えて、膨れ上がった法律は。
誰も覚えていませんね。
そんな現在に広がる事実は。
その抑止力が。
何の役に立っているのか。
全くわからない、ゲンジツが続いています。
否定
案山子にもなれない。
腐って溶けたチーズだ。
それでも、なお。
抑止力こそが平和の象徴で。
今こそ、それを持つべきだなんて。
正真正銘の現実逃避。
抑止力の避難所に逃げ込むつもりが。
何かを避けて逃げるように。
今、この瞬間が。
時代遅れで、古臭いカビの生えた幻想だって。
古事記のように笑っている。
そう笑うことが。
最も古典的な喜劇なのも忘れて。
フィロソフィー
喜劇ですね。
まるで、法律がなくなったら。
何かが倍加するように。
思い込んでいるようですが。
ライオンが殺戮の野獣だなんて。
誰も思ってはいないでしょう。
ライオンも猫科の動物です。
否定
そう猛獣だけど動物。
時々、食べるためではなくて。
殺戮にとり憑かれたライオンもいるらしいけど。
お腹が満たされ続けていれば。
わざわざ、面倒で危険なことはしない。
そして、それと同じように。
今のところ、私が手を汚さずにいられるのは。
法律だなんて、よくわからない抑止力の力ではなくて。
手を汚さなくても何とかなる現状と。
それなりに満足な今があるから。
フィロソフィー
いくら賢くなったつもりでも。
所詮、人だって動物ですからね。
飢えれば、抑止力なんて幻想は消えます。
お腹の飢えとは違う何かが飢えれば。
なお、さらに。
そんな姿が恐くて怖い。
下品で低俗だと。
安全圏から見下しながら。
賢く偉そうに現実逃避をしても。
無意味です。
抑止力なんて幻想が。
存在しない、この世に。
安全圏なんてないのですから。
たまたま、その幻想を妄信してくれる人と。
飢えずにいる人がいたから。
続いているように見える、今。
その今を続けていくには。
どうしたらいいか？
答えを求めず、考え続けることが一番です。
答えは必ず間違えますからね。
あなたが考え続ける、今こそ。
天下唯一の抑止力です。
もし、その幻想が存在するとしたら。
考え続けることだけです。
それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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