2021年11月17日水曜日

なぜ、いじめは永遠なのか?


 いじめはなくならない。
 そんなことは。
 誰もがわかりきっているのに。
 なぜ、消えないのか。
 その理由は聞こえてこない。
 それは灯台下暗し、あの基盤が根源だから。





フィロソフィー
 いじめはなくならない。
 そんなこと。
 誰もが気づいているようですが。

 なぜ、永遠にいじめが。
 消えてはくれないのか。
 
 その不思議な理由は。
 なかなか、聞こえませんね。

 今の否定さんは。
 なぜ、消えてはくれないのか。
 その理由をご存じのようですね。


否定
 凄い察しだね、ソフィー。
 ソフィーのお姉さんのように。
 いろいろ、お見通しのようだ。

 ならば、普段通りを。
 思い通りに明かす必要があるね。

 なぜ、いじめは。
 永遠に消えてくれないのか。
 
 きっと、それは。
 秘密結社『SYAKAI』の基礎が。
 いじめにあるから。

 君たちは。
 『SYAKAI』のために。
 生きねばならない。

 そんな掟があるから。


フィロソフィー
 その掟といじめは。
 一見、何の関係もないように。
 見えて思えるのですが……。

 切っても切れない。
 不思議な見えない鎖蛇のように。
 繋がり絡み合っているようですね。


否定
 そう、見えない鎖蛇。

 この『SYAKAI』において。
 劣等生などに人権などない。
 だから、ゴミのように扱っても許される。

 そうなりたくないのなら。
 『SYAKAI』のために必死に生きろ。
 一億総富裕層、一億総優等生、一億総勝ち組。
 それ以外は粛清だ。

 そして、何人たりとも。
 永遠に自立なんてさせないが。
 それでも、自立するように。
 誰にも頼らず、『SYAKAI』だけを支えろ。

 そんな『SYAKAI』基盤が。
 いじめ、そのもの。

 問題は誰が裁くのか。
 その違い。

 『SYAKAI』が裁けば、在りもしない正義。
 個人が裁けば、いじめ。
 だけど、どちらも同じ行いさ。


フィロソフィー
 たしかに、同じ行いですね。

 『SYAKAI』だけが特例で。
 だけど、『SYAKAI』に特例が許されるのなら。
 私、個人にだって。
 その特例が許されるのかもしれない。

 そう錯覚して。
 勘違いをしてしまう、人の性。

 いじめのルーツ。
 それは、『SYAKAI』基盤にあったのですね。


否定
 そう、そこにあったのさ。

 『SYAKAI』のために。
 そうやって脅さないと。
 誰も『SYAKAI』なんて相手にしてくれないから。

 脅し続ける、あの忌々しいガキ大将は。
 ブタ小屋の王子の頃から。
 清々しいほど寸分の狂いもなく。
 変わっていない。
 諸行無常なんて幻想だ。

 『SYAKAI』がいつまで経っても。
 永遠永久にガキ大将だから。
 弱いものいじめが大好きだから。

 いじめは消えない。

 それがよくないって、わかっていても。
 『SYAKAI』を担ぎながらする、議論は。
 ただの茶番だ。

 古臭い、『SYAKAI』をシカトできない。
 退屈で、つまんない今から。
 抜け出す方法は。
 いじめられた人だけが知っている。
 秘密の片道切符。

 おっと、自ら死を選びなさんな。
 それは、秘密の片道切符ではなくて。
 悪夢への目覚まし時計。

 今より、もっと厄介な朝に。
 目覚めてしまったら。
 とんでもないですぞ。

 えっ、じゃあどうしろ、と?
 なかなか、立派なワガママじゃないか。
 それだよ、それを。
 手放さず、全速全開で振り回してしまえ。

 そうすれば。
 つまんない幻もへばりつけず。
 いろんなことをシカトして、忘れられる。
 夢中へ突っ込める、めちゃ速な速度。

 それこそが……。
 あとは、わかりますな?




それでは、また次の機会にお会いしましょう。









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無関心は希望

 好きの反対は無関心。  そんなたわ言、誰が言ったのか知らないが。   今の私からすれば無関心は希望。  今まで気づけなかった、その未知は。  愛しの故郷、待ちきれない今は夢の今。