2020年1月14日火曜日

すっぱい葡萄を見抜く狐


 すっぱい葡萄を見抜ける狐。
 ほぼ、その助言に間違いはないのですが……。
 時々、疑問符がとり憑いている時があります。
 例えば、いいものを紹介してくれる時など。





テツガクちゃん
 すっぱい葡萄を見抜ける狐。
 私はその狐さんとお友達です。

 その狐さんに訊ねれば。

 あらゆるものについて教えてくれます。

 これはよくない。

 それは思っているほどのものではない。
 あれは偽りだ、と。


肯定
 いい嗅覚を持った狐だね。
 僕にもいるよ、そういう鼻が利く狐が。
 凄く頼りになるよね。


テツガクちゃん
 とても頼りになります!

 狐さんがいい判断をしないもの。
 それは、私にとってもよくないものです。

 その判断が間違っていたことは、ほとんどありません。
 ただ、ほんの少しだけ……。


肯定
 狐がこれはいいかもしれない、と判断したもの。
 その中に、意外と微妙でガッカリの欠片が紛れている。
 そんなことが時々あるのかな?
 

テツガクちゃん
 そうなんです!

 よくないものを嗅ぎ分ける嗅覚は完璧なのですが。
 いいものを嗅ぎ分ける嗅覚は、時々疑問符が憑く。

 そんなステキな魅力がある狐さんです。
 そして、そんな狐さんに嫉妬する、偉く大きな誰かの影。


肯定
 見えるね、その影が。


 葡萄を食べずに判断する狐を見て。

 狐は嫉妬や自己防衛でそう語る、と語る。
 偉く大きな誰か。

 そんな偉大な誰かは、狐の才能に嫉妬して自己防衛しているのかもしれないね。


テツガクちゃん
 そうかもしれませんね。

 狐が諦めた葡萄。
 それがすっぱいのか、美味しいのか。
 それは、あまり重要ではないことです。
 
 ただ、そのどちらを選ぶのか。
 その選択はとても大切です。

 狐さんを嫉妬し、自己防衛のために嘘を語った、と考えるのか。
 狐さんには何かを見抜く才能がある、と考えるのか。

 私の友達の狐さんには、そういう才能があります。
 あなたの狐さんはどうですか?


 もしかしたら、偉大な誰かも驚くような。

 ステキな才能を持っているのかもしれません。
 是非、話をしてみましょう。

 あなたの狐さんと。




それでは、また次の機会にお会いしましょう。







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グリフィン理論

  いつだって10月だし11月だし3月なんだ。  このグリフィンさんの教えは贈り物。  誰だってジェイソン・ボーンだしジェームズ・エドワーズ。  ロバート・アンジャーでローン・レンジャー。  そして、ネオでもある……忘れているだけで。