一日働けば、美味しいアップルパイが食べられる。
だけど、そのリンゴは一日では食べられない。
きっと、私達は既に霞を食べて生きている。
ただ、その事実を忘れたふりをして。
気づかないふりをしているだけで。
テツガクちゃん
気づいてしまいました！ 私！
既に、私達は『霞を食べて生きている』ということに！
ほんの少し弱く言いますと。
『霞を食べているようなもの』という感じです。
肯定
えっ、そうだったの！？
でも、そのステーキ、霞には見えないんだよな……。
いい香りもするし。
テツガクちゃん
あっ、もし、よろしければ、食べますか？
と、その前に霞の説明ですね！
私が思う、霞は食べ物ではありません。
それを買う『お金』です。
肯定
あっ、そっちか！
それなら納得！
お金は幻のようなもの、というか幻。
世界中どこでも、100円で同じ体験を買えない、ということは。
絶対的なものではない。
蜃気楼のように姿を変える幻。
お金の価値も変わるからね。
テツガクちゃん
そうなんです。
そんなお金という幻。
その霞で買った食べ物。
ということは、既に霞を食べているようなものだと。
最近、気づいてしまいました。
一日働けば、美味しいアップルパイが食べられると思います。
しかし、そのリンゴは一日では育ちません。
人がお金という幻。
その霞を信じているから買い物が出来る。
本来なら狩りをしたり、畑仕事をしないと手に入らないものが。
霞によって買うことができる。
自然界の生き物達から見たら。
人間は、不可思議な霞を食べているように見えるのかもしれません。
それから、意外にも『既にそうであった』という事実は。
他にもあると思います。
そのことを忘れた振りをして。
気づかない振りを続け。
誰かに『霞は食べられない』と説き教えるのは……。
面が白くなる事実ですね！
是非、あなたも。
そんな気づかず、忘れた振りをしている。
『たからもの』を探してみてください！
きっと、それは。
いつか、自分を助けてくれると思います。
余計な留力から開放してくれたり。
さて、肯定さん。
せっかくですから。
霞で買ったステーキをもう一度焼きましょう！
忘れていたことを思い出して。
それに、気づいてしまったことを証明するために。
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