最初の一歩。
それを踏み出せる、きっかけになる風は。
今もどこかで吹いていて。
いつか、新聞に載る。
その日を楽しみに待てる今だって。
どこかへ踏み出す、きっかけの一歩。
たぶん、おそらく、きっと。
肯定
最初の一歩。
そのきっかけになる風が。
吹いてくれたらな、って。
やってみれば。
なんてことないことだと。
わかっているんだけど。
なかなか、最初の一歩。
それが、踏み出せない。
困ったもので。
テツガクちゃん
どうして踏み出せないのですか?
何か特別な才能や能力。
それらが、必要なことだからですか?
それとも。
失敗を恐れずに踏み出す勇気。
それが、まだ眠っているからでしょうか?
肯定
どうしてだろうね。
その理由が。
わからないことをわかっていて。
でも、特別な才能とか能力はいらないし。
勇気もまだ眠る時間じゃないし。
そういう、探し物はいらなくて。
強いてあるとしたら……。
幽霊船が通ったあとのような。
幽かな風かな。
それ以外は。
特別、必要なものや探しものなんて。
ないことに気づいているのに。
それでも、まだ一歩が踏み出せない。
幽霊船も通りそうにないし。
そんな不思議と出会ってしまってね。
ガクちゃんならこの事件、どう解決する?
どうして、一歩が踏み出せないのかな?
テツガクちゃん
それは……一歩も踏み出したくないから。
そんな退屈で、つまんない答えでは。
解決とは言えない、事件ですね。
実に、面白い事件ですね!
さて、そうですね……。
それならば、幽霊船が通るように祈りましょう!
という答えでは。
幽霊船も困ってしまいますよね。
今朝の新聞にも。
台風で流されてしまった幽霊船。
そんなニュースがあります。
ところで、記事に載った、この台風。
そのきっかけになった、始まりの風。
それは、いつ吹いたのでしょうか?
そして、いつこの新聞に載ったのでしょうか?
肯定
なんか随分と面白いミステリー。
それを見つけてしまったね。
んー、今から遠い昔の今に。
きっかけの風が、吹いたんじゃない?
それが、今に近い先週頃から台風になって。
今朝の新聞に載ったんじゃない?
あっ……なるほど。
幽霊船を動かす、そのきっかけになる風は。
遠い昔から吹いていて。
それが目の前に表れるのには。
時間がかかる、ということかな?
幽かな風が強い力を持った台風に変わる。
今は、新聞にも載らない風。
だけど、いつかは。
新聞に載るような台風になる風。
そんな風は、いつでも吹いている、と。
テツガクちゃん
さすが、肯定さん。
事件解決ですね!
きっと、そういうことだと。
今の私は思います。
常に、私達の周りには。
きっかけという風が吹いていて。
そして、私達自身も一歩も休むことなく。
次の一歩を踏み出しています。
無意識に無許可に無免許に。
好き放題、勝手放題に。
ですが、その当たり前を。
見失うこともよくある、当たり前です。
重力が見せる錯覚の中で。
自分が立ち止まっているように感じる。
そんな時は。
自分の鼓動を聴いてみてください。
その美しいビートを奏でる自分が。
立ち止まっているはずがありません。
それは、錯覚という奇術、当たり前です。
さて、無事に事件も解決できました。
今日のこの幽かなそよ風は。
いつ新聞に載るのでしょうか?
その時、この風は。
どんなニュースを運ぶのでしょうか?
そんな節目を待っています。
そうです、あなたのご活躍が。
私の『好奇心時空』という新聞に。
載ってしまう、その日に出逢える、今を。
楽しみに待っています。
たぶん、これも。
きっかけの一つです。
楽しみにできる、今だって。
あなたにも。
そういう今がありますよね?
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