2022年8月1日月曜日

始まりの終わり


 『終わりの始まり』があるのなら。
 『始まりの終わり』があって。
 今が何かの終章か序章か。
 それを決められるのは、自分の我がままだけ。
 もし、迷いを感じたのなら、今が全てをひっくり返せる刻。





テツガクちゃん
 『終わりの始まり』という言葉を聞きますが。
 もし、その反対の『始まりの終わり』があるとしたら。
 それは、どんな景色なんでしょうか?

 肯定さん、どう思います?


肯定
 きっと、始まりが終わるんだよ。
 なんてことは放り投げて。

 そうだな……。
 『終わりの始まり』が物語でいう終章なら。
 『始まりの終わり』は物語の序章かな。

 終章に気づける視点があるのなら。
 同じように、序章に気づける視点もある。

 何か物語が始まりそうな。
 その序章に気づける、そんな視点が。


テツガクちゃん
 そうですね。
 終わりの始まり、その終章に気づけるのもステキです。
 それと同じように。
 何かの序章に気づけるのもステーキです。

 常にどこかで吹く新しい風。
 『始まりの終わり』、その序章に気づけたら。

 いいえ、きっと。
 もっと単純で。

 その風が『終わりの始まり』なのか。
 『始まりの終わり』なのか。
 それを決められるのは自分の我がまま。

 そういうことですね。


肯定
 そういうことだね。

 別にどっちでもいいんだ。
 序章も終章も大正解なんだ。
 善悪も前後もない。

 ただ、自分が今いる場所。
 そこに対する感情を手掛かりに。
 どちらを選ぶか、何も選ばないか。
 それを決めれば、迷うことは少ない気がする。


テツガクちゃん
 心実の羅針盤を頼りにすれば。
 迷うことは少ないですね。
 『Mr.ジョーンズ』のように進み続ければ。

 序章でも終章でも。
 一章、二章、三章……でも。

 もっとも頼りなる、我がまま。
 それが、何かを訴える感情を感じたら。

 羅針盤が示す目的地は。
 もう、そこじゃないのでしょう。

 いつでも、どんな場所でも。
 そこを終章、序章に決められる。
 ステキなあなたの我がまま次第です。

 もし、何か迷った気がしたら……。
 それは迷いではなく、決断の刻です。

 序章が終章に、終章が序章に。
 いろんなものをひっくり返せる。
 決断の今に、辿り着いたことを教えてくれるから。
 迷う、という錯覚に出逢えるんだと思います。

 今、あなたがココに迷い込んでしまったように。








それでは、また次の機会にお会いしましょう。











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無関心は希望

 好きの反対は無関心。  そんなたわ言、誰が言ったのか知らないが。   今の私からすれば無関心は希望。  今まで気づけなかった、その未知は。  愛しの故郷、待ちきれない今は夢の今。