2022年10月18日火曜日

好きなものに突っ込むだけが


 最近、流行の好奇心は。
 かなり肥満気味。
 ぶくぶく太った好奇心は。
 好きなものだけを並べて。
 スゲー満足している、永眠寝室のミイラだ。





テツガクちゃん
 最近、流行の好奇心は。
 かなり肥満気味。
 ぶくぶく太って、お腹が地球儀です。

 好きなものに突っ込む。
 ただ、それだけが。
 旺盛な好奇心なら。

 随分、お安いセール品の称号です。
 ハッキリ言って、不愉快で気に入りません。

 なぜなら、私はワガママ・クイーン。
 情け容赦がないからです。


肯定
 珍しい、ガクちゃんの苛立ちに。
 気づいてしまった、僕も。
 実は、同じ不愉快に突っ込んでいる。

 本当に、随分とお手軽で気楽な好奇心だね。
 大量生産の既製品、100円で買える、それは。
 飽きたら、違うものと交換。

 そんな好奇心コレクションはいらない。


テツガクちゃん
 いりません、トタン屋根の上にです。

 好奇心、その真価は。
 好きでもないところに。
 突っ込む時にあらわれる。

 関心のないこと、知らないこと、わからないこと。
 それをどれだけ捌けるか。
 それが好奇心です。


肯定
 きっとね。
 
 誰もが最初は通った未知だろうけど。
 偉く大きくなっていくうちに。
 好奇心が鈍くなって、突っ込めなくなる。

 知らない、意味ない、興味ない。
 何でも許される、免罪符のSIK。
 それに頼れば、いつかそれに無視される。

 なんとも不愉快な終焉だ。


テツガクちゃん
 気づいた頃には。
 もう、遅いですね。

 もし、抜け出した誰かを追っても。
 鈍くのろまで一般的な好奇心では。
 八不可思議ヘアピンは抜け出せません。

 洞窟の壁と同化するか。
 深淵へ一直線か。

 好きなものだけを並べる。
 それが好奇心だというのなら。
 永眠寝室に泥人形を並べた。
 あの偉く大きなミイラにだって。
 好奇心があります。

 そんな鈍くのろまな好奇心ではなく。
 遠い昔、誰もが研ぎ澄まされた。
 鋭い好奇心を持っていたはずです。

 初めて、黒い液体を飲もうと思った時。
 それが、好きな味か、美味しいものか。
 何もわからなくても。
 突っ込んでいけた、あのドリフトする好奇心です。

 そうです、それなんです。
 何もわからなくても、突っ込める。
 その心情こそ、好奇心。

 きっと、今、この瞬間。
 ココを覗いてしまった、あなたのその心情が。
 ホンモノの好奇心だと思います。

 太らせてミイラ漬けにするには。
 もったいない、ステーキな好奇心です。

 気になります、で留めておく。
 そんな必要ありますか?
 いったい、誰に遠慮しているのですか?

 誰かにとって間違いでも。
 自分にとって大正解に気づいてしまう。

 その時の自分の表情はスマイリーで。
 置き去りにするのはインテグラです。
 バカッ速の愚かさが全解の好奇心ドリフトで。
 『酒井文法』のように、ぶち抜いてしまいましょう!




それでは、また次の機会にお会いしましょう。












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無関心は希望

 好きの反対は無関心。  そんなたわ言、誰が言ったのか知らないが。   今の私からすれば無関心は希望。  今まで気づけなかった、その未知は。  愛しの故郷、待ちきれない今は夢の今。