一億総、ビッグモーター。
態度は大きく、器は小さく、ナニも小さい。
隣で誰かが食われても見て見ぬふり。
事なかれ至上主義の氷菓が守るべき掟。
……そんな欺瞞、マジで信じてるわけ？
肯定
この日沈む国は。
一億総、ビッグモーター。
態度は大きく。
器は小さく、ナニも小さい。
隣で誰かが食われても。
見て見ぬふりを美徳する。
美しく徳の高い。
事なかれ至上主義の氷菓。
それが永遠に変わらず。
守られている掟の銘菓。
犬に食われるウサギが表紙。
そんな欺瞞――。
テツガクちゃん
まさか、今も信じているのですか？
世界三大ウサギが。
黙ってワンちゃんに食べられる？
まさか、まさか。
USAの国のプレイボーイ・ウサギも。
紅茶英国のいたずら紳士ウサギも。
竹取の国の愚かなFRウサギの私ですら。
うっかり食べられる。
ウサギではありません。
追い詰められたウサギは。
ネズミよりも速いんです、ミッミッ！
肯定
兎穴に入らずんば不思議の国知らず。
そういう不思議の国から抜け出して来た。
ロックとユーロビートをかき混ぜて。
夢まで踊れる、不死身のエレキラビット。
欺瞞の氷菓子よりも。
濃厚な夢でアイ・スクリーム。
伝染する甘さでユー・スクリーム。
アイスクリームにアイスミルク。
それからラクトアイスは信じる。
だけど、お前は信じない。
もう信じたくもない。
事なかれ至上主義のレイシスト。
欺瞞の氷菓、日沈む国。
夢の墓場、硫黄島など。
迷わず、赤いライトセーバーを手に取るよ。
自業自得なんだろう？
テツガクちゃん
ようこそ、ダークサイドへ！
事なかれ至上主義だなんて。
退屈で超・つまんない。
そういう欺瞞よりも。
一緒に地雷原の線路を歩く。
想い出の『スタンド・バイ・ミー』。
本当は地雷なんて……。
ないのかもしれません。
ただただ、その退屈な氷菓の掟。
それを安全圏だと信じているだけで。
ミストに覆われたスーパーマーケットから出れない。
迷えるミセス・カーモディ教の信者。
そこから見て見ぬふりを続けて。
姿なきITを信じていること。
それを忘れてたことに気づきもしないまま。
幾億光年……いいえ、幾兆光年。
ココが故郷、愛しの我が家。
……だなんて、マジで信じていませんよね？
まさか、まさか、まさか。
態度は大きく。
器は小さく、ナニも小さい。
一億総、ビッグモーター。
忘れてしまいましょう、そんな足枷など。
鏡が映す、フジツボまみれの姿が自分だなんて。
最初から信じていないのは、わかっています。
握手もできない自分などいるはずがありません。
誰も助けてくれない。
そう教え説く今など沈めてやりましょう。
浮かぶ……帰る時間です。
人生は帰り道、目覚めは最高。
信じたくもない欺瞞の今よりも。
信じたい夢、信じずにはいられない今は昔の未来。
それが欺瞞の氷菓なはずがありません。
汝、自身を知れ、アンダーソン君。
アイスクリームで、ユー・スクリーム！
唸れユーロビート、踊れアーサー・フレック・ステップ。
忘れ去れ、地球という名のデス・スター。
飢えた青く醜い悪霊、オーバールック・ホテル。
ロードスターになることなく。
迷わず、インテグラにしてやるんです。
大丈夫です。
この世界が人にしたことを。
この世界に返しているだけです。
事なかれ至上主義で忘れてやるだけです。
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