肯定
昔、ガクちゃんが僕にした。
『もし今日が永遠に続くのなら、何をする?』という質問。
それって、見落としがちな考え方だよね、驚いたよ。
テツガクちゃん
そうですか?
私は、『今日が世界の終わりなら』という質問の方が驚きました。
だって、皆さん。
昨日へも明日へも行ったことないはずなのに。
なぜ、今日が終わってしまう。
そんな例え話を考えるのかな、と。
ですが、永遠に抜け出せない。
そんな今日、今、この瞬間から。
抜け出してみたい、そんな願望が生まれるのは。
当たり前に然り、当然なことで。
それを見落としていたのが。
私の当たり前だったのかもしれませんね。
肯定
お互い、同じ当たり前を見落としていたんだね。
その形は、ほんの少し違ったみたいだけど。
やっぱり、当たり前という。
あの詐欺師には敵わないな。
だって、永遠にずっと。
変わらずに続いていくから。
そんな当たり前の中で。
今のガクちゃんなら何がしたい?
テツガクちゃん
今の私ならですか?
そうですね……。
永遠に続く。
このひと時の中で何をするのか。
それが、大切だと気づいてしまった、私は。
きっと、逆さまな愉快な景色。
それが、もっと見たいので。
それを描くでしょう、見えない白紙に。
肯定
逆さまな景色か。
いいね、それ。
凄く不可思議で面白そう。
逆さまだと思っていた。
終わらない歌の中、やまない雨の中。
だけど、本当は。
こっちの景色の方が。
本当だったのかもしれない。
僕達が忘れてしまっただけで。
そして、あべこべな景色の方が。
本当だって、信じてしまっただけで。
テツガクちゃん
そうです、そんな感じです。
もっと、逆さまな愉快な景色を。
描き続けましょう。
なぜ、永遠に続き、そこに留まること。
それが、よくないことだと。
信じてしまったのか、その理由を。
なぜ、大切なことほど。
とても忘れやすいのでしょうか。
肯定
きっと、アレだね。
限りがあれば。
簡単に答えが見つかるから。
だけど、限りがないと。
答えが見え難いから。
だから、永遠に留まるのは。
よくないって信じてしまうのかも。
そして、大切なことほど。
忘れてしまうのは。
また思い出せる、そんな自信から。
きっと、そうだと思う。
テツガクちゃん
限りなく、間違いなどなく。
きっと、そうでしょうね。
私が抜け出したい願望を忘れて。
不可思議に思っていたのが。
私にとっての大切な。
忘れてしまった、当たり前。
それを思い出させてくれたのは。
私とは逆さまな当たり前を持った、肯定さんで。
そして、表なのか裏なのか。
わからない、今、この瞬間は。
メビウスの輪のようですから。
たまには。
逆さまな景色を覗いてみませんか?
白い闇の中で輝く黒い光。
そんなあべこべさに感じた、気持ちの正体。
きっと、あなたならわかるはずです。
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それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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