衝撃的な事実、だなんてものは。
どこか、全世界共通の物語のようで。
そんなことより。
ありふれた当たり前という詐欺師は百面相。
いつだって、背後をとられる。
テツガクちゃん
私からのお願いです。
衝撃的な事実は箱に閉まっておいてください!
肯定
急にどうしたの?
特別、僕は衝撃的なことを言っていないような……。
というか、今日のガクちゃんの方が。
今の僕には衝撃的だよ。
テツガクちゃん
たしかに、そうですね。
これはある意味。
自分自身に対するお願いかもしれません。
では、普段の当たり前の私に。
気づいてしまいました! 私!
不思議なことに、衝撃的な話はどれも似ていることに!
肯定
ああ、たしかに似ているかも。
衝撃的でドラマチックな展開は似てくるよね。
衝撃的な真実が! って言う話は。
どこでも見ても、共通の物語のようで。
意外と衝撃的ではないのかもしれないね。
テツガクちゃん
私もそう思います!
そんな衝撃的な話より。
いつも私の背後を取るものがあります。
そうです。
あの伝説の詐欺師、当たり前です!
肯定
たしかに、あの詐欺師はね……。
当たり前って人の数だけあるから。
いつも驚かされる。
本人にとっては、なんてことないことでも。
誰かには衝撃的なこと。
そんな様々な面を持つ。
当たり前という怪人に出会う方が。
面白いのかもしれない。
テツガクちゃん
そうですよね!
衝撃的な話より、当たり前の話に驚かされる。
それは、当たり前のこと……。
さあ、肯定さん。
そんな当たり前という詐欺師が。
いったい、何面相なのか。
その果てを探しに行きましょう!
この物語は、私達の当たり前というロックンロール。
飽きずに繰り返せる。
電光石火を超えた速度で。
銀河星雲を夢中で駆ける旅。
その旅の途中で。
あなたが持っている、ステキな当たり前に出会えたら……。
その日まで、衝撃的な事実は箱に閉まっておきます。
きっと、出会えた、その瞬間。
運命の箱が自然と開くと思うので。
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