どんな季節でも。
一日の時間は同じなのに。
損した気分になるのは。
明るい時間と暗い時間。
その永さが違ったから。
あなたは、どちらがお好きですか?
テツガクちゃん
なんとなく、損した気分。
そんな季節ですね。
肯定
そうだね。
いろいろと何かを。
損した気分な季節だ。
それで……。
ガクちゃんは。
何を損してしまった。
そんな気分の季節なのかな?
テツガクちゃん
私が損をしたと。
気づいてしまったのは。
時間という幻です!
見てください、外を。
だいぶ、明るくなってしまいました。
そして、暗くなるのも。
かなり遅くなってしまいました。
伯爵と仲間達と。
楽しい夜を過ごす。
そんな時間が少ない、この季節は。
ほんの少し。
いえ、確かに。
損した気分の季節です。
肯定
睡眠時間までも。
減ってしまう気がするね。
だけど、僕らが得をした。
そう思っている、季節で。
今の僕らと同じ。
損した気分に気づいてしまう。
誰かもいる。
それも同じ理由だったりもする。
僕らも誰かも。
時間を損してしまった気分に。
気づいてしまう。
一日の時間は。
変わらないのに。
明るい時間と暗い時間。
どちらが永いかで。
変わってしまう気分って。
どこか不可思議だね。
テツガクちゃん
不可思議で面白いですね!
それぞれの季節に。
お互い、何かを損してしまった。
そう気づいてしまって。
その理由が。
同じ、時間という幻。
明るい時間に暗い時間。
その永さに。
損得を感じてしまう。
私達の『サマータイムブルース』は。
雨に突然流されます。
雨宿りに立ち寄った。
コンビニ、夕暮れの下で。
同じアイスを食べて。
風が吹いて。
なかなか、近づかない夜に。
どこか損をした気分の私達。
いろんな何かを。
あせる日々と共に。
吸い込んでいくような。
熱く永い、朱いサマータイム。
あなたがこの季節に。
気づいてしまうのは。
損ですか? それとも得でしょうか?
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