勝ち負け。
それは、認められないと存在できない。
退屈な速度にへばりつく幻。
そんな幻を置き去りにする。
マジな速度の前では無意味だ。
肯定
勝ち負け。
昔から負け続き。
負けたら、スゲー、ムカついた。
もう、やりたくないって。
よく逃げ出した。
きっと、思い通りにならないのが。
嫌だったんだろうね。
当たり前な理由だけど。
そんな僕でも。
十年一回くらい勝つこともあった。
スゲー、嬉しい。
そんな喜びがあるって思ってた。
だけど、そんなもの。
微塵の欠片もなかった。
みんな、はいはい、そうですね。
そんな感じ。
王様、キングにはなれなかった。
賞状をもらっても。
テツガクちゃん
そういう時もありますね。
今は、どうですか？
勝ち負け、好きですか？
肯定
今？
勝ち負けなんかどうでもいいよ。
そんな台詞、みんな言うけど。
ちょっと説得力に欠ける。
だけど、今の僕なら。
それを言っても許される。
そんな重さがある。
だって、勝ち負けを気にしていたら。
きっと、今、この瞬間にいないだろうし。
テツガクちゃん
そうですね。
零が果てしなく広がる。
人生の下り。
もし、勝ち負け。
そのどちらかで、あらわすとしたら。
上りが勝者で、下りは敗者。
勝つ可能性が零の下りを。
攻めていく、私たちなら。
それを言っても、許されるのでしょう。
ところで、肯定さん。
なぜ、勝ち負けはどうでもいい。
そう思ってしまったのか。
その理由は何ですか？
肯定
それはね……。
僕も気づいてしまったのさ。
誰かに認めてもらわないと。
成立せず、存在できない。
そんな幻はいらないって。
そう、思い通りにできたら。
勝ち負けなんかどうでもいい。
たぶん、納得できない勝ち方じゃ。
不満だろうから。
たぶんね。
思い通りにできたか、できなかったか。
そこが重要なんだと思うよ。
そして、その二択よりも。
もっと、重要なこと。
それは、マジになれたか。
一番大事なのは。
これなんだと思う。
ガクちゃんはどうかな？
テツガクちゃん
全く以て、そのとおりです。
私もそう思います。
マジになれること。
それが一番大切です！
敗者がいないと。
喜べない勝利など。
全くマジになれません。
とても目覚めが悪いです。
勝者にするために。
付き合う敗北は。
マジの欠片のなく。
とても寝つきが悪いです。
勝ち負け。
実に、くだらないですね。
誰にも認められなくても。
加速できる、マジな何かがあれば。
全ては置き去りですね。
勝敗なんて。
退屈な速度にへばりつく。
つまんない幻ですから。
組織にとっては。
勝敗が第一主義だとしても。
我がままには。
貫けたか、それが第一主義です。
今、あなたがどこに立っているのか。
それは、わかりませんが。
組織にせよ、我がままにせよ。
マジになった速度は。
誰かに認められる必要性も。
貼りつけないほど。
めちゃ速です。
バッカじゃねーの。
そんな声も届かないほどに。
それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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