2022年5月2日月曜日

1+1の答えは


 1+1の答えは、それでいいの?
 なんて疑問符が憑いたら。
 困ってしまう誰かがいて。
 だから、いつだって。
 1+1の答えは、それがいいの。
 そんな試合は、延長12回裏でさようならです。





テツガクちゃん
 1+1の答えは、それでいいの?
 なんて疑問符が憑いたら。
 困ってしまう誰かがいて。

 だから、いつだって。
 1+1の答えは、それがいいの。

 これがいい、あれがいい、なれがいい。
 はれがいい、もれがいい、よれがいい。
 ろれがいい、われがいい。

 そう教えて説いて。
 信じて欲しい、誰かがいるだけって。
 誰もが知っている、当たり前に。
 気づいてしまいました! 私!


肯定
 いつの間にか、忘れてしまった。
 そんな当たり前に然り、当然だね。

 時計の中に時間があるって。
 信じて欲しい誰かがいて。

 物語とは違う、『ゲンジツ』があるって。
 信じて欲しい誰かがいて。

 誰も知らない、『シンジツ』があるって。
 信じて欲しい誰かがいて。

 それで、これで、あれで、じゃなくて。
 それが、これが、あれがって続いて欲しいだけ。

 都合のいい嘘が果てしなく広がる。
 このスペース・ワンダーランドではね。


テツガクちゃん
 1丁目で育った。
 肯定さんには理解できない。
 9回まで登ってきた、あの嘘は何でしょうか?

 もう帰れないから。
 やっぱり、代えられない。
 打席に立った、最後の嘘は。


肯定
 何だろうか?
 僕にもわからないや。

 だけど、それがいいんじゃない?
 たぶんさ。

 これでいいんじゃない?
 これがいいんだろうね。

 これでいいの?
 これがいいんだろうね。

 疑問符が憑いたままでは。
 ほんの少し物足りない。

 『で』の先に何かが続いたのなら。
 それを繰り返すだけじゃなくて。
 それを誰かに訊ねるんじゃなくて。

 自分達で考えれば。
 それが答えなんだよ、たぶん。

 1+1の答えもさ。
 自分で考えた答えが。
 本当の答えだよ。


テツガクちゃん
 そのようですね。

 本当に、数字があるとも限りません。

 存在しない1という幻と存在する1という幻。
 同じ1だけど、形が違う1を合わせたら。
 その先の答えも。
 変わるのかもしれませんし。
 変わらないのかもしれません。

 けっきょくは、何もわからない。
 そんな『Mr.ジョーンズ』だということは。
 誰もが、わかりきったことですが。

 9回まで登るには。
 誰かが教え説きたい何かを。
 信じて答えないと。
 機嫌が悪くなる誰かがいて。

 だけど、その信じたものが。
 自分にとっての答えじゃないことは。
 誰もが、わかりきっていて。

 だから、今、ここで。
 さようならなんです。

 バイバイ、延長12回裏。
 代打、サヨナラ、満塁ホームラン。

 あなたは何回まで。
 試合を続けましたか?
 9回ですか? それとも、延長16回ですか?
 えっ、延長21回ですか!?

 ですが、登った回数はあまり重要ではありません。
 登ろうとした、その屈強で強靭な精神に。
 お疲れ様と敬意を込めて。
 ご卒業、おめでとうございます。

 試合を終えた、勇敢なあなたの心は。
 1+1の答えを何と解きますか?

 私の答えは決まっています、最速神話です。
 追いかけ、追いかけられるから。
 いつまでも続く延長戦は。
 不戦神話で最速神話なんです。

 ワガママ、イズ、マイ、フィーバー!




それでは、また次の機会にお会いしましょう。














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 好きの反対は無関心。  そんなたわ言、誰が言ったのか知らないが。   今の私からすれば無関心は希望。  今まで気づけなかった、その未知は。  愛しの故郷、待ちきれない今は夢の今。